サーバインフラエンジニアの大橋です。

前回、Webで使われる新しいプロトコルである「SPDY（スピーディ）」に触れましたが、
今回は「SPDY」の導入方法を説明します。とは言っても簡単なので安心してください。

まずは、前提条件ですが、

○Apache 2.2.4以上（現時点では2.4系には対応していません）
○mod_ssl（SPDYはSSL通信が前提なので必須要件です）

この条件を満たす必要があります。

対応ブラウザですが、

○Chrome10以降
○FireFox13以降
○IE11以降

ということなので、最近のブラウザであれば「SPDY」に対応しています。古いIEをお使い
の方は早速バージョンアップしてみてはどうでしょうか。

そして、実際の導入方法ですが、

wget https://dl-ssl.google.com/dl/linux/direct/mod-spdy-beta_current_x86_64.rpm
rpm -ivh mod-spdy-beta_current_x86_64.rpm

という具合ですので、とても簡単に導入することができます。

最後に高速化の効果ですが、

1つのTCP接続で同時に複数リクエストを処理できて、しかも全二重通信が可能。さらには
HTTPヘッダ情報の圧縮効果もあり、盛り沢山の画像ファイルが並ぶ商品紹介ページ等では、
十分なパフォーマンスアップが期待できる訳ですね！！

早速、自社サイトへの導入を検討します！！＜つづく＞