2016.12.26 システム
またまた「うるう秒」がやってきますよ!!
ご無沙汰しておりました、サーバインフラエンジニアの大橋です。本年も残り僅かとなりましたが、新年を迎える準備に抜かりありませんでしょうか!?
ということで本題に入りますが、2017年も日本標準時に「うるう秒」が挿入される年になります。前回はとくにトラブルも無く、平然として1日を過ごすことができましたが、今回はどうなのでしょうか!?
「天文時」と「原子時」を理解しよう!!
地球の自転を基準に「1日」の長さが決定され、1日の24分の1を「1時間」とし、1時間の60分の1を「1秒」と定義するのが「天文時」です。一方、常に一定に振動するセシウム原子を使用して「1秒」を正確に測定するのが「原子時」です。
簡単に言うと、「天文時」は地球の自転により「1秒」を定義しますが、「原子時」は原子振動による高精度な「1秒」を測定することができるということです。
「うるう秒」をオサライしましょう!!
世界の標準時は「天文時」と「原子時」により決定されますが、地球の自転は一定ではなく、「24時間未満」であったり、「24時間以上」であったりと、つまりは「1秒」に「数ミリ秒」の誤差が生じることになり、結果、「天文時」と「原子時」とでは「差」が発生します。
しかしながら、世界の標準時が決定される「天文時」と「原子時」に大きなズレが生まれてしまっては、とても困ります。そこで、ズレが「0.9秒以内」に収まるように定期的に調整することになりますが、この「調整時間」が「うるう秒」と呼ばれるものです。
「うるう秒」がやってくるタイミング!?
新年早々にやってきます。具体的には、2017年1月1日(日)の「午前8時59分59秒」と「午前9時00分00秒」の間に「うるう秒」である「8時59分60秒」が挿入されます。
今回は「1年半ぶり27回目」になりますが、なぜ、元旦なのでしょうか!?「来年の元日はいつもより1秒長い日となります」だそうですよ!!
今回の「うるう秒」挿入は元旦!!トラブルにならないことを強く祈ります。。。<つづく>
<「うるう秒」挿入のお知らせ>
https://www.nict.go.jp/press/2016/07/08-1.html
<「うるう秒」がやってきますよ!!>
https://insource-mkd.co.jp/staff-blog/9180.html