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2020.04.03 ディレクション

制作会社にWebサイト作成を依頼する時に最初に必要、重要な事は?

こんにちはデザイナーの小島です。
初めてWebサイトを開設する時や、今のWebサイトをリニューアルする時などWeb制作会社に依頼する場合、はじめに何が必要でしょうか?
とりあえず相見積を…コンペを…という方法もありますが、Web制作会社目線ですと、このあたりをまとめておくと更に具体的なご提案が出来るのにもったいないな…と思う事も多いです。
例えばコンペを行う場合ですと、RFP(提案依頼書)がてんこ盛りだと、どこが重要かをがわからず、社内のプロジェクトメンバーで予想して提案を行いますが、実際に参加してみると一番重要なポイントが違うので負けた。。。なんて事もあり、コンペに負けた悔しさはあるものの、RFPがちゃんとしていればもっと有益な提案が出来て、もっと良いサイトになったんじゃないかな?と思う事もあります。
これはマリンロードからの提案はもちろんのこと、他の制作会社からの提案にも言える事です!
コーポレートサイトのリニューアルをしよう!となって、こんなRFPを作ったとします。

要件
・プロジェクト名:コーポレートサイトリニューアル
・目的:コストを抑えてお問い合わせを増やせるようにしたい
・予算:2,000,000円
提案依頼内容
・スケジュール
・サイトマップ
・デザイン案
・サーバー構成
・見積もり

本来の目的がコストを抑えてお問い合わせを増やしたい!という目標があるけれど、「RFPの作り方」などのサイトを参考に上記のようなお決まりな提案を依頼したとします。
デザインが得意な会社はとても見栄えのするかっこいいデザインを作ってくると思いますし、サーバーに得意な会社は高スペックで安定したサーバーや何パターンかのバリエーションを提案してくれるなど、独自の提案はしてくれると思いますが、選ぶ基準が「デザインがかっこいい」とか、「いろんな提案をしてくれて親切そう!」とかズレてきてしまいますよね?

そんな中でコンペに参加していた会社が、

・デザインはちょっと苦手
・サーバー構築はふつう(でもアクセスに応じて適切なサーバーを選んでくれる)
・ウェブ広告運用がめちゃくちゃ得意
・LPを作って広告出稿すればお問い合わせ数が300%増も楽勝!

…みたいな会社があったら、本来の目的を達成してくれるのに、デザインが微妙とかサーバーも具体的な提案が無いとか、選ぶ基準がぶれてしまうので選ばれないと思います。
…もったいないですよね?

そんな感じです!
そうならないための依頼するまでに最低限必要な事を3つにまとめてみました。
一度読んでいただければ、他の制作会社に依頼される場合でも満足したWebサイトに近づけると思いますので、是非読んでみてください。

一番気になる費用感は?

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お問い合わせいただく時に「1サイトいくらくらいで出来ますか?」といったご質問をいただく事もあります。
フリーランスの方で1ページもののランディングページなら3万円とかで作れてしまう場合もあれば、膨大なデータベースやシステムを構築して数千万円なんてサイトもあるので、一概にいくらとは言えません。
そこでポイントになるのが、「Webサイトのゴール・目標(何のために作るのか?)」という事になります。

何のために作るかがわからないと、本来は必要の無いページも含めていて必要以上に費用が掛かってしまう可能性もあるので、最低限のゴールを事前に決めておく必要があります。
基本的にはページ数や更新機能の有無、フォームは何個必要か?などで費用は変わってきますが(他にも要件によってまちまちですが)、「既存サイトをベースに」というサイトマップだと、結局は単価ベースでの費用になってしまうので、ゴール・目的に合ったサイトマップとはかけ離れてしまう場合もあります。
※ページの構成や導線がズレていてサイトマップ自体は問題無いというケースもありますが。
そしてゴール・目標を、どの程度具体的に考えるかで、Webサイトが満足いくものになるのか、不満が残るのかに大きな差が生まれてきます。
とはいえ予算もあるので、ある程度の予算感は持っていた方が良いです。
マリンロードの料金表はこちらに掲載されていますが、ざっくりな費用ですので、具体的にどれくらい掛かるのか知りたいという場合は、無料でお見積りいたしますので、是非お問い合わせいただければと思います!

ゴール・目標設定が最重要

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例えば自社商品のページを作りたい。といった場合でも、様々なパターンがあると思います。

・商品を紹介したい。
・商品の販売エリアを拡大したい。
・商品をネットショップで販売したい。
・商品の売上を◯◯倍にしたい。
・その商品を知っている方に他の商品も知ってもらいたい。
少し考えただけでもいろいろ出てきます。
コーポレートサイトであれば、

・Webからのお問い合わせを増やしたい
・自社のサービスを知ってもらいたい
・リクルート系を充実させたい
・ランニングコストを抑えたいので更新等を内製化したい
・売上を上げたい
・必要な会社情報が載っていればOK

などなど、具体的なゴールや複合的な目標などたくさんあると思います。

まずはこれから作るWebサイトで何をしたいかを明確に考えてから動き出すとスムーズに進めやすくなります。
マリンロードではお問い合わせをいただいた際、「とりあえず見積もりを…」という場合であっても最低限このあたりを伺ってからお見積りを作成するようにしていますので、作り始めてから「なんか違う」という事はまずありません。

ゴール・目標に向けて何が必要?

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このあたりはWeb制作会社の一番重要な仕事だったりもしますし、プロジェクトが始まってから考えてく部分も多いので、ここまで落とし込んでしまうと制作会社の色が無くなってしまいます。
そのためRFPでは書かない方が良いかもしれませんが、Webサイトは作ってからがスタートと言うように、運用がとても重要です。
出来上がってからの運用イメージも持っておくと作りも変わってくるのでざっくり把握しておくと良いです。

以下のように、設定したゴールに向けて何が必要かを考えます。

・目標を達成するためにはどのようなサイト構成・ページ構成が必要か?
・目標を達成するためにはどのような運用フローが必要か?
・目標を達成するためにはどのような解析が必要が?
・目標を達成するためにはどのような施策が必要か?

などなど、順序立てて考えていく必要があります。

たとえば、「中途採用で10人採用したい」というゴールがあれば、

・どんなキーワードで求職者が探しに来るか?
・どのページに最初に来て、どんな動線で該当ページにたどり着かせるか?
・情報を載せるページは求職者の心に響く内容になっているか?
・エントリーフォームはどれくらいの項目が必要か?
・求めている人材に応募してもらうにはどうすれば良いか?

などなど、ユーザーがどのように動くか?使い勝手は良いか?を考えます。

UI(ユーザーインターフェイス)UX(ユーザーエクスペリエンス)というやつです!
これまでの内容を元にサイトを作成します。
サイトが完成したら一定期間動きを見ながら解析を行います。

・Web広告はどの媒体に出すべきか?
(Google / Yahoo / Indeed / Facebook / Instagramなどなど)
・Web広告を出稿して費用対効果は問題無いか?
・ちゃんとエントリーフォームにたどり着けているか?
・そもそも掲載内容が響いているか?
・別のデザインの方が良いか?

などなどを解析して、じゃあ次はこんな施策をしましょう!という形でどんどん試していきます。

PDCAというやつです!

まとめ

長々と書きましたが、ようするに「なぜWebサイトを作るか?」そして「Webサイトに何を期待しているか?」を深堀りして考えてから依頼する事で、より良いサイトが出来るという事です!

ですが、実際には「Webサイトで何が出来るの?」という部分もありますし、一昔前の常識が通用しない・どんどん新しい事が生み出されている分野でもありますので、「とりあえずWebサイトを作りたいんだけど…」というお問い合わせも「何が出来るか?」「何をするべきか?」をご提案させていただきますので、どしどしお問い合わせください!
また、今のサイトで何か物足りない…と感じられている方は、Webサイト自己診断シートを準備しましたので以下よりダウンロードいただき、ご活用いただけますと幸いです!

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