2021.06.17 システム
[業務システム] 話題のシステムについて毒を吐いてみよう
少し前に、ワクチン予約システムが不具合多発しているのが話題になりましたね。
このシステムについて改めて内容を調べてみましたが……。
色々あるようですが、まとめるとこんな状態だったようです。
・2月31日のような、存在しない日付で予約できる。
・接種期間外でも予約できる。
・65歳未満(接種対象外)でも予約可能。何なら、2021年6月生まれでも予約可能。
・ブラウザのキャッシュをクリアするとマイページが見れなくなる。
・接種番号照会は、存在しない番号でもエラーにならない。
・予約済みの接種番号で予約すると、先に予約した人の枠を乗っ取れる。
・予約完了後の予約番号がその後どこにも表示されないのでメモ必須。
・SQLインジェクション可能。
……これは完成してないよね?環境構築でセットしたダミープログラムじゃないの?
適当に2、3日で作ったプログラムでも、もうちょっと出来がいいです。
どういった経緯でこの状態のシステムをリリースしたのかは不明ですが、ここまでの一品は中々できるものではありません。
普通は、この程度の内容は開発段階で解消させます。
もし、マリンロードでこのレベルのものを納品しようとしたら怒られます。(普通ですね)
システムを作る人・テストする人・受入OKを出す人・導入決定する人と、これだけのチェックを躱してくるのはある意味すごいことだと思います。
それでは。
前の記事
Sublime Text 4がリリースされたのでバージョンアップしました
次の記事
身に覚えのない「広告掲載システムの回避」に関するポリシー違反でアカウントが強制停止された時の対処法|Google広告