2022.11.18 Webプロモーション
【GA】コンバージョンの効果は広い観点で計測すべし~アシストコンバージョンについて~
こんにちは。突然ですが、Webマーケティングのコンバージョン(成果・目標達成)を測るときにどんなことに気を付ければよいと思いますか?どこからのアクセスでコンバージョンにつながったのかを考えるのはもちろんですが、より広い観点で結果につながった過程を評価することも重要です。本記事では、過程を計測するための「アシストコンバージョン」について解説していきます。
アシストコンバージョンとは
アシストコンバージョンとは、直接コンバージョンにに至らなかったが間接的に影響を与えた(アシスト)数値のことを言います。Webサイトに初めて訪れて、1度離脱して再度訪れたときコンバージョンしたとして、最初のサイト流入のきっかけも評価するということがアシストコンバージョンの考え方になります。
なぜ過程を評価するのか
ではなぜ直接コンバージョンにつながった流入元だけを判断するのでは不十分なのでしょうか。それはWebサイトにおける購買行動は複雑だからです。
ディスプレイ広告からサイトに流入
↓
製品ページを閲覧してサイトを離脱
↓
数日後、製品名を検索してリスティング広告から流入して製品購入
上記の場合コンバージョンにつながったのはリスティング広告になります。広告予算を効果的に分配したい担当者はディスプレイ広告よりリスティング広告が効果につながりやすいと考えたら、効果が出づらいディスプレイ広告を停止していしまうかもしれません。しかし、コンバージョンへの貢献度を考えるなら、きっかけになったディスプレイ広告についても評価する必要があります。このようなケースが決して少なくないため、アシストコンバージョンの考え方が重要になるのです。
確認方法(ユニバーサルアナリティクス(UA))
アシストコンバージョンはGoogle Analytics上のコンバージョンの項目から確認できます。
コンバージョン>マルチチャネル>アシストコンバージョン
アシストされたコンバージョンとはアシストコンバージョンが発生している数値(コンバージョンまで複数回クリックが発生している状況)のことです。
起点の分析を調べることでアシストコンバージョンの最初の接点であるコンバージョンのみを表示できます。ユーザーの獲得に貢献した流入元が分かります。
このように、広い観点をもってデータを分析することでユーザーの行動を考察して経路を整備してより多くのコンバージョンにつなげることができます。コンバージョン分析の際には是非アクセスコンバージョンも意識して見てください。