BLOGスタッフブログ

グラデーションの焼き込みカラーが綺麗に描画されない件

こんにちは。
夏が終わるのが嫌すぎてまだ8月だと思い込んでいるWebクリエイターです。

今回は、グラデーションに対して描画モードを指定する際の注意点についてご紹介します。
※CSSの話をメインで執筆していますが、Adobe XDでも同様の現象が見られました。参考にしていただければ幸いです。

荒れまくる描画

今回、背景はグラデーションに白をオーバーレイしたもの、さらにその背景に薄いグレーを置き、一部の文字や背景に焼き込みカラーを当てる、というデザインをCSSで実装しようとしていました。

しかし…

See the Pen Untitled by Nako (@mr_nako) on CodePen.

???

どういうわけかお風呂の蓋みたいな見た目になってしまいました。
(ちなみに円形のグラデーションだと鰹みたいな見た目になります。)

きれいなグラデーションを目指せ

ではどうすれば綺麗なグラデーションの焼き込みが実現できるのか?
社内のデザイナーに相談したところ、レイヤー順の問題であるとの話が聞けました。

そもそも描画モード(mix-blend-mode)はいずれも背景、前景の色を比較参照して効果を与えるものです。

それぞれの効果の仕組みを詳しく調べてみると、

【焼き込みカラー】
背景を反転させ、それを前景で割って、その結果を反転させて色を作成する。

【オーバーレイ】
背景の値が明るい場合は、半分の強度でスクリーンを適用し前景を明るくする。
背景の値が暗い場合は半分の強度で乗算を適用し前景が暗くなる。

(参考:これでもうPhotoshopの描画モードに迷わない! 「乗算」「焼き込みカラー」など、各描画モードがどのように機能するか解説

…ということのようです。

正直9割くらい理解できていませんが、上記の仕組みから、オーバーレイの上から焼き込みカラーをかけてもうまく描画されないということでした。

これだとうまくいかない

そこで、焼き込みカラーとオーバーレイのレイヤー順を入れ替えればよいとのお告げが。

これならうまくいくはず

See the Pen Untitled by Nako (@mr_nako) on CodePen.

とっても綺麗に描画されました!

ちなみに前述していますが、XDでも同現象が起こっており、同様の方法で解決しました。

デザインの知識が不足していたことでかなり苦戦しましたが、社内にすばらしいデザイナーがいたことで事なきを得ました(ごまをする絵文字)。
Webでのお困りごとがある方は是非、各分野のプロフェッショナルが集まるインソースマーケティングデザインにお任せください。

それでは。

矢口 奈果が書いた他の記事

見積もり・ご依頼など、
お気軽にご相談ください

本サイトはユーザーエクスペリエンスの向上などを目的に、Cookieを使用しています。
右記のバナーで「同意する」をクリックする、または本サイトを利用することにより、
お客様は弊社のCookieポリシーに同意したことになります。

同意します