2023.11.14 セールス
Webサイトを作るときに考えること
「ホームページをリニューアルしたい/制作したい」と考えた時、まずは、見た目
のキレイさやカッコよさをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
動きがあったり、動画が流れていたり、素敵なデザインのWebサイトを夢見て。
色々考えられるかと思います。
Webサイト制作は工程が目に見えないので、簡単にできちゃうんでしょ?
何て思われがちですが、実は色いろ考えること、決めること、やる事盛りだくさんなんです。
家作りで例え<ホームページの工程> ⇒ <家づくりの工程>に置き換えて考えてみましょう。
目次
企画立案・コンセプト設計 ⇒ 新居の企画立案「どんな家に住みたいか?」を考える
・なんのために作るのか?
・今困っていることはなにか?
・ホームページになにを期待するのか?
せっかくの注文住宅を何も考えず工務店にお任せはしないと思います。
こんな家にしたい。こんな機能を付けたい、このこだわりだけは残したい予算も考えなくちゃいけないし、沢山考えて作りますよね。
一番大切なのは作り手側とお客様、お互いの認識をすり合わせて、制作の方向性を決めること。
これがあいまいなまま制作に進んでしまうと、”思っていたのと違うものができあがった”ということになりかねません。
なんとなく思っていることを言語化するのは難しいし、時間もかかりますが、とても重要です。
Webサイトを作る上でもっとも時間をかける必要があると考えます。
ワイヤーフレーム設計 ⇒ 家の設計図(間取り図)
方向性が決まったら、具体的なページ構成やコンテンツの設計を決めていきます。
家づくりで言うとことの間取り図のような物を作っていきます。窓の数や各部屋の大きさ、お風呂場やトイレの位置など使いやすさや導線を考えて決めていきますよね。
ここが決まらないと家具や家電、照明などが決められないと思います。
ワイヤーフレーム作成も同様にテキストや内容、導線設計、具体的なページ構成やコンテンツの設計を決めます。
ここが決まっていないと見た目が良くても使い勝手が悪いWebサイトになってしまします。
デザイン制作(テストサイトの確認) ⇒ 外装・内装のデザイン
ようやくここで、家づくりでいう外装や内装のデザイン設計が出てきます。
前の工程で決まったワイヤーフレームを元に彩りを加えていきます。
Web制作のデザインにおいてコンセプトや雰囲気に一貫性をもたせることをも大切で、商材や企業のブランドイメージでユーザーに与える印象を統一させるためのルールを決めていきます。
コーディング ⇒ 外装・内装工事、電装工事の施工
そして、設計されたデザインに従って、実際に家を建てていきます。
建て始めてから「この部屋に窓をつけたい」という要望が出てきたとしたら、どうでしょうか?
すでに壁として作っているところに窓をつけるとしたら、追加の費用と作業日が発生するのは、想像しやすいのではないでしょうか。
Webサイト制作も同様に決まったものから変更が出たとしたら、と考えてみてください。
デザインが確定次第、各ページの実装に入ります。画像で作ったデザインに動きをつけていくイメージです。
また、お知らせやブログなどの投稿機能(CMS)実装、お問い合わせフォームの実装もこの工程に含まれます。
家づくりでの施工にあたります。
公開/リリース ⇒ 竣工
各工程において後戻りできない事項を認識することで、確認しないといけないことがわかるようになり、スムーズな制作を行うことにつながります。
考えることは多いですが、納得のいくサイト制作のためにも、一つ一つをイメージしてみて下ください。
見た目はきれいなお家でも土台がしっかりしていない、使い勝手が悪いそんな家では住みづらい家になってしまいます。
よくある失敗例を挙げてみます。
Webサイト制作で陥りがちな失敗には、次のようなものがあります。
・デザインしか刷新していない
・使い勝手が悪い、運用・更新がしづらい
・旧サイトの課題が解決されていない
・SEOが考慮されていない
・競合他社のサイトに似すぎている
・閲覧ユーザーのことを考えていない
・流入経路や導線設計がされていない
どうしてもデザインや見た目が気になってしまい、目的をよく考えずに作り始めてしまうと、本来解決したかった課題が解決されないままになってしまいます。
制作に入る前にしっかりと決めることで、より効果的なWebサイトを作ることができます。
まとめ
最終目標やリニューアルの目的、「今」の事業やサービスのコンテンツを明確にすることがやはり大切です。
よく考えより良いWebサイト作りをいたしましょう。
IMDで素敵なサイト制作のお手伝いをいたします。