ライター
Sayuri Kakuya
2024.11.07 Webプロモーション
SEO最新トレンド|2024年注目の検索エンジン最適化の施策
SEOに取り組んでいるのに、なかなか上位表示されないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。SEO対策では、最新のトレンドを意識することも大切です。本記事では、トレンドを取り入れたSEO対策と基本的な施策を紹介します。
目次
SEO対策のトレンドは常に変化する
SEO対策では、最新のトレンドを意識し、それに適応していくことが求められます。検索アルゴリズムは日々進化しており、定期的にアップデートされるため、過去に効果のあった施策が現在も通用するとは限りません。
検索アルゴリズムがアップデートされると、これまで上位表示されていたサイトが大きく順位を下げることがあります。そのため、検索順位の維持や向上のためには、アップデートに合わせて改善していく必要があるのです。
ただし、SEO対策を行ったからといって必ず上位表示されるわけではありません。Googleはユーザーファーストなコンテンツを評価する傾向にあるため、ユーザーの知りたい情報や悩みを解決する有益なコンテンツを提供することが最も重要であることも理解しておきましょう。
SEO対策の種類
SEO対策は、大きく「内部施策」と「外部施策」の2種類に分けられます。ここでは、それぞれの具体的な施策や重要性について見ていきましょう。
内部施策とは
内部施策とは、サイト内で行うSEO対策のことです。具体的には、以下のような取り組みを指します。
- 内部リンクの設置
- メタタグのキーワード最適化
- ページ読み込み速度の改善
- モバイル対応
- 良質なコンテンツの作成 など
検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットを使用して、インターネット上にあるコンテンツを読み取っています。内部施策を行うことで、Webサイトへの巡回を促し、適切な評価を受けられる環境を作ることができます。
また、ユーザーにとって有益なサイトを作ることも重要です。適切なキーワード選定や検索意図を意識した質の高いコンテンツ作成を心掛けましょう。
外部施策とは
外部施策とは、自分のWebサイトを外部から評価してもらうための取り組みです。主に、被リンクの獲得やサイテーションによって対策を行います。
被リンクとは、第三者のサイトに自サイトのリンクを貼ってもらうことで、多ければ多いほど人気があると認識され、検索順位の結果にも良い影響をもたらします。
サイテーションとは、企業名やサイト名などがインターネット上で言及されることです。リンクを貼られる必要はなく、自サイト以外のWebサイトやSNSで言及されるだけでサイテーションを獲得したことになります。
直接的なSEO効果はないとされているものの、多くの人が話題にすることで認知度が上がり、指名検索を増やすといった間接的な効果が期待できます。
最新のトレンドを意識したSEO対策4選
最新トレンドを考慮したSEO対策を紹介します。
E-E-A-Tを意識したコンテンツ作成
検索順位を上げたい場合には、E-E-A-Tを意識したコンテンツ作成が欠かせません。 E-E-A-Tとは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとったもので、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されているWebサイトの評価基準を指します。
Experience(経験) | 実際の体験をもとにコンテンツを作成する |
Expertise(専門性) | 専門知識を持った人が執筆する |
Authoritativeness(権威性) | その分野で実績がある人に執筆してもらう |
Trustworthiness(信頼性) | 正確な情報を提供し、安全性の高いサイトを作成する |
これらは、健康や金融に関するYMYLの分野のサイトでは特に重要視されますが、どのようなテーマを扱うWebサイトであっても考慮する必要があるので覚えておきましょう。
AI技術の活用
2024年以降は、AI術も活用していく必要があります。SEO対策におけるAI技術の活用方法としては、ChatGPTなどを活用したコンテンツ作成が挙げられるでしょう。
生成AIを利用することで、コンテンツ作成に費やしていた労力や時間を大幅に削減することが可能です。ただし、生成されたものをそのまま公開するのではなく、人の手を使って編集・修正を行うことも忘れてはいけません。
また、SEO分析にAIを活用するのも有効です。AIは膨大なデータをすばやく正確に処理できるため、自サイトにとって最適な施策を見つけることができます。
動画SEO
SEO対策の最新トレンドとして、動画SEOにも注目が集まっています。動画コンテンツはテキストコンテンツと比べて視覚的に訴求でき、ユーザーが理解しやすいという特性があります。
動画SEOの方法としては、 YouTubeチャンネルを開設し、アップロードした動画を自サイトに埋め込む方法が一般的です。現状Googleの検索エンジンは動画の内容を正確に把握することができないため、タイトル・説明文・タグなどのテキスト情報に関連するキーワードを含めるようにすると良いでしょう。
動画を活用することで、テキストでは伝わりきらない部分を補足できるのがメリットです。また動画を視聴している時間はWebサイトのページも閲覧している状態となるため、滞在時間が伸びて検索エンジンからの評価が高まることも期待できます。
CWVの改善
CWVとは、「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」の略称で、ユーザーエクスペリエンス(UX)の質を決める指標群のことです。CWVは、以下3つの指標によって構成されています。
- LCP( Largest Contentful Paint ):コンテンツが表示されるまでの速度を評価する指標
- INP(Interaction to Next Paint):Webページを開いている間のすべての応答性を測る指標
- CLS( Cumulative Layout Shift ):視覚的な安定性を評価する指標
つまり、ユーザーにとって快適に利用できるWebサイトを目指すことが求められているのです。
Googleは検索にニーズを満たす有益なコンテンツを重視しているため、CWVだけを改善してもそれほど検索順位に影響を与えることはありません。しかし、同程度のクオリティの記事があった場合、CWVの値が良いほうが上位に表示されやすくなる可能性があるため、コンテンツだけでなくCWVも改善しておくことをおすすめします。
基本的なSEO対策も忘れずに
SEO対策では最新のトレンドを意識することが重要ですが、基本的なSEO対策も忘れてはいけません。ここでは、はじめに取り組んでおきたいSEO対策を紹介します。
キーワード選定
キーワード調査はSEO対策の基本といっても過言ではありません。ターゲットとなるユーザーがどのようなニーズを持っているのかを把握し、そのニーズをもとにキーワードを選定していくと良いでしょう。
いくつかのキーワードが洗い出されたら、それぞれの検索ボリュームの調査などを行い、対策するキーワードを決めていきます。
タイトルタグ
タイトルタグとは、そのページのタイトルを表すタグのことです。タイトルタグを適切に設定することで、検索結果で上位表示されやすくなります。タイトルのつけ方は、以下を参考にしてみてください。
- タイトルに上位表示を狙う検索キーワードを含める
- タイトルの文字数を30~35文字にする
- 一目でコンテンツの内容がわかるようにする
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、記事の概要を説明するタグのことで、設定した内容が検索結果ページに表示されます。検索順位に直接影響するわけではありませんが、クリック率に影響するため、以下のポイントを意識して文章を設定してみましょう。
- コンテンツの内容がわかる文章を設定する
- 文字数は80文字程度を目安とする
- ユーザーの興味を引く内容にする
内部リンク最適化
Webサイトのページに内部リンクを設置するのも効果的です。関連するコンテンツ同士をリンクすることで、クローラーに発見してもらいやすくなります。また、両方のページの品質が高まることでGoogleから評価されやすいサイトとなり、検索順位の向上が見込めます。
ただし、関連性の低いページをリンクでつなぐのは逆効果となるため注意が必要です。
被リンク獲得
質の高いサイトやページほど外部のサイトに多く引用されるため「被リンクが多いページ=良いページ」となり、SEOにおいてプラスに評価される傾向にあります。
ただし、被リンクの質も重要です。被リンクを増やすために関連性の低いサイトにリンクを貼ってもらうなど、むやみやたらにリンクを貼るのは逆効果となります。
トレンドを取り入れながらSEO対策に取り組もう
本記事では、最新のトレンドと基本的なSEO対策を紹介しました。検索結果の順位を決めるアルゴリズムやガイドラインは常に変化するため、最新の情報をキャッチアップして取り組んでいくことが重要です。さまざまな施策を紹介しましたが、なによりも重要なのはコンテンツの質です。ユーザーのためになるかということを意識しながらコンテンツを制作していきましょう。