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Marika Shiotsuki

2024.12.26 その他

【スキマ時間で社会人力を磨く】視野を広げる思考の習慣

今回は、「視点を養うコツ」の基礎、視野を広げる思考の習慣についてお話します。

「社会人としてどうレベルアップしていけばよいのか」
「最近伸び悩んでいるように感じる」「頑張っているのに成果につながらない」
というようなお悩みを抱えている方や、新社会人として成長につながる習慣を身につけたい方、新人指導にお悩みの方におすすめの内容となっています。ぜひ、最後までお付き合いください。

IMDの専務取締役である井東が今日までに培ってきた”できる社会人”になるためのノウハウをまとめた「視点を養うコツ」については、今後、数回に分けてご紹介予定です。

働く中で、上司や先輩に対して「そこまで考えてるの?!」「自分では気づかなかったけど、たしかに別の捉え方ができる!」というようなことを思ったことはありませんか。

私自身、社会人になって8年目となりますが、上の立場に立つ人は、視野を広く持ち、的確に要点をつかむことができるため、全体像の把握も早い人が多いと感じています。また、全体像を掴んでいるため偏った見方による判断や指示がなく、最適な対策を導き出したり、メリット・デメリットを踏まえて物事を説明したりと、社内外ともに信頼される存在になります。

このように様々な状況や問題から、大きな枠組みで考えることができる能力を概念化能力といい、上に立つ人には欠かせない大きな能力だそうです。そして、その能力の前提となるのが「正しい視点」「いい目のつけどころ」なのです。

つまり、日ごろから意識して、視点を養う訓練を積むことが重要になってきます。そのためにも、まずは様々な角度から人や物事を見つめ、広い視野を持つことをおすすめします。

いきなり視野を広く持てといわれても、意識しただけでは変わりません。何をどう意識すればよいかもピンとこない人も多いでしょう。そこでまずは、一つの事象や言葉について「共通していること(共通項)は何だろう」と考えるようにしてみてください。共通項をたぐっていくと、普遍性や普遍的概念に気づき、自身の考えや知識として蓄えることができます。

もし、共通項に確信がなければ、自分なりに仮説を立てて、事実やいくつかのサンプルに基づいて検証します。それにより確信を得たり、新しい仮説や別の共通項に気づけたりと、さらに視野が広がります。

「コンピテンシー」という言葉をご存知でしょうか。できる人が共通して発揮している能力を指す言葉であり、できる人の共通項です。目に見えた成果やスキルではなく、考え方や価値観、性格などを重視しており、人事評価にも用いられています。

成果を出すために、スキルや知識、経験は確かに重要ですが、そこだけを伸ばしても成果につながるとは限りません。寧ろ、途中で躓くのが当たり前といっても過言ではない気がします。その躓いたとき、あるいは躓かないために、「できる人に共通したコンピテンシーが何か」を考え、自分に取り入れることが成果を出すための第一歩となるのです。

前項では、一人称視点を広げる方法でしたが、今度は二人称視点、つまり反対の立場や反対の言葉(対義語)を考えてみましょう。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

  • 自分⇔他人
  • 上司⇔部下
  • 売上⇔コスト
  • 利益⇔損失
  • 若者⇔高齢者

具体的には、「自分が上司だったらどう考えるだろう」「売上を上げるために必要なコストはどのくらいかかるんだろう」「自社製品は若者に人気だが、高齢者にも受け入れてもらうにはどうしたらいいだろう」などです。

反対は一見関係ない言葉と思われるかもしれませんが、具体例のように考えてみると、両者は密接に1つの流れでつながっています。そのため、事象と合わせて反対を考えることで、全体像が見えてくるのです。

一人称、二人称と来たら、三人称ですね。様々な立場で物事を捉え、考えることで、より一層視野が広がります。ただしそのためには、たくさんの事を経験し、様々な視点で物事を見つける機会が必要です。

しかし、それには何年もの時間がかかってしまいます。社会人が限られた時間の中で手っ取り早く経験値を増やすには、以下の3点が重要だと弊社の井東は話します。

  1. 業務や経営に関する本を読む
  2. 通信添削などを通じて勉強をする
  3. 1、2で得た知識を業務の中で活用していく

普段忙しく働いている中で、本を読んだり勉強したりする時間を作るのは今まで習慣化してない人からすると億劫に感じることも多いでしょう。私自身がその一人です…。しかし、こういった訓練の機会を用意してくれる会社はなかなかありませんよね。例えば、通勤で電車に揺られている時間、業務がスムーズに進んだときの数分の時間、昼食後の食休みなどに本や記事を開いてみるのはどうでしょうか。

はたまた、年末の帰省や旅行する道中、ゆっくりと過ごす休養の時間、それらの一部を自身の成長時間にあててみるの良いかもしれません。親戚や地元の友人と会って話す中で、相手の立場だったらどうだろうと考えてみるだけでも視野が広がるきっかけになります。

「成長のために○○をする!」と大きな目標を掲げることももちろん大事ですが、初めの一歩をまず踏み出してみることが何よりも重要だと私は考えます。いつからではなく、ぜひ、今日、できる範囲からでいいので挑戦してみてください。

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