BLOGスタッフブログ

Webコンサルタント

Marika Shiotsuki

2025.01.21 その他

【語彙力アップが鍵】できる人の報連相

今回は、「視点を養うコツ」から、”端的に伝える”ことをテーマにお話しします。

前回お話した、別視点で物事を見つめて、書籍などを用いて思考を広げる訓練、それに続くステップとなりますので、ぜひ、最後までお付き合いください。

IMDの専務取締役である井東が今日までに培ってきた”できる社会人”になるためのノウハウをまとめた「視点を養うコツ」は数回に分けてご紹介してまいります!

▼過去の視野を養うシリーズはこちら

第1回:【スキマ時間で社会人力を磨く】視野を広げる思考の習慣

日頃の会話やプレゼンの中で「○○のポイントは3つあります。1つ目は…、2つ目は…、最後に…です。」というように伝えられて、わかりやすいと感じたり、そのように伝えるとよいと指導されたことはありませんか。

この、言葉や物事、事象の要点をつかんで、順に挙げていくこと(ポイントの列挙)は「この人はできる人かも。」と思わせる伝え方の1つです。つまり、ポイントを列挙できるか否かは、社会人の能力を端的に表す尺度の1つにもなりうるのです。

しかし、ポイントや要点といった言葉がわかっていても、実際に言葉にして伝えられるわけではありません。普段から「○○のポイントは何だろう」と考え、自分が納得できる言葉で頭の中にインプットしていないと自然と口について出てこないからです。

そこで、普段から何気なく使っている言葉について、ポイントを考えることをおすすめします。どのようにポイントを列挙するのかイメージがつかない方は、以下を参考に、常に意識してポイントを考えるクセをつけてみてください。

■IMD井東のポイント列挙例

・マネジメントのポイントは?
 業務マネジメント/人材マネジメント/リスクマネジメント

・人事評価のポイントは?
 適切な目標設定→PDCAに基づくプロセス管理→実際の評価→評価面談
 ※どう評価するのかではなく、評価を一つの流れで考える

日頃多忙な上司に報告に行ったら、「一言で言うと何なの?」と聞かれ、「(ドキッ)…。」と答えられず、「情報を整理してから来て」「後で聞くからまとめておいて」など指摘を受けた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

このように、一言で表現することも、普段からクセづけなしでは、自然と使うことが容易ではありません。逆に言えば、常に「○○を一言で言うと…」と表現するクセをつけることで、報連相がスムーズになり、上司からの評価も上がるかもしれません。

「一言」は「ポイント」と酷似していますが、より抽象性、概念性が凝縮された言葉なので、視点や目のつけどころを養うにも非常に有益です。

上司、同僚、友人、知人などが使っている気の利いた言葉を「その言葉、も~らいっ」と自分に取り入れてみるのも有効です。普段人の話を聞くときに、内容だけではなく、使っている言葉にも関心を持って聞くことで一言で表現する語彙力を高めることができます。

「一言にするには大事な情報が多すぎる」「言葉足らずになるのが心配だ」という方は、頭の中でその日にあった出来事や愚痴に見出しやタイトルをつけてみるのはいかがでしょうか。今日は続きを聞きたくなるタイトルにしよう、などと遊び感覚で気軽に始められるのでおすすめです。周囲の人の言葉を用いる練習として、「○○さんがいいそうなキーワードでつけるなら…」と考えるのも面白いかもしれません。

ポイントの列挙と一言表現にも相通じますが、「自分なりの定義づけ」を考えてみることもよい訓練になります。

弊社の井東はアパレル企業に携わっていた頃、「ファッションビジネス=感性+科学」という定義づけをしました。ファッションは感性が強く頭がいいだけでは成り立ちませんが、ビジネスである以上、利益を出す必要もあります。そのため、感性と科学が両立して初めてビジネスが成り立つと考えたそうです。

「なるほど」と思った方もいれば、私のように「難しい…」と感じた方もいるかもしれません。定義づけを行うことや定義を押さえることは、一定の視点で限定すること・本質を押さえることが求められ、本質を理解することにつながります。つまり、ものの見方を深くし、視点を広げることに直結するため、仮に自分なりの定義づけを行わなくとも、言葉の正確な定義づけを押さえておくことは大切です。

自分なりの定義づけに「いきなりはできなそう…」「やってみたいけど言葉が出てこない…」と感じた方は、まず、正確な言葉の定義を押さえ、前述した「ポイントの列挙」「一言表現」から始めてみてください。慣れてきたころには、きっと今よりも多くの言葉が出てくるようになっていると思いますので、その時に再度定義づけに挑戦してみてください。

Marika Shiotsukiが書いた他の記事

見積もり・ご依頼など、
お気軽にご相談ください

本サイトはユーザーエクスペリエンスの向上などを目的に、Cookieを使用しています。
右記のバナーで「同意する」をクリックする、または本サイトを利用することにより、
お客様は弊社のCookieポリシーに同意したことになります。

同意します