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インソースマーケティングデザイン

2021.08.17 Webプロモーション

【ビジネスマネージャー】代理店にFacebook広告(Instagram広告)配信してもらうとき広告主が行う設定

インターネットの広告も媒体が増え、どの媒体で広告を出そうか悩む方も多いと思います。

今回はSNS広告、その中でも根強い人気のFacebook広告(Instagram広告)。これを広告代理店にお願いして出稿する場合、広告主サイドもいろいろ設定が必要となります。今回はビジネスマネージャーを利用した場合に広告主サイドで行わなければならない設定について解説します。

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まず最初にFacebook広告(Instagram広告)とカッコ書きでなぜ二つあるかを説明します。
InstagraはFacebook社の子会社です。つまり、Instagramで広告を出したい場合は、Facebook広告経由でInstagramに出稿をします。この2つは切っても切れませんので、覚えておいてください。

Facebook広告は、文字通りFacebook、またはInstagramに広告を出すことができます。フィード投稿(通常の投稿のブロック)はもちろん、ストーリーズ、発見タブなど様々な部分に広告枠があり、ユーザーにアプローチすることができます。Facebook広告の強みは

  • 実名登録のFacebookデータを使った高いターゲティング精度
  • アクティブユーザー(普段利用している人)が高いInstagramに配信可能
  • 比較的低予算で高い露出が目指せる


  • 他にも強みはありますが、上記は特にFacebook広告の得意分野といえます。

    ビジネスマネージャーとは

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    ビジネスマネージャを使用すると、マーケティング活動を1か所で管理でき、チーム、パートナー代理店、ベンダーと、アセットへのアクセス権を共有できます。
    出典:Facebookビジネスマネージャガイド



    ビジネスマネージャーとは、Facebook広告の管理をチームで共有するためのツールです。複数名広告を管理する人員がいる会社の場合、ビジネスマネージャーは設定が複雑ではありますが利用を推奨します。
    設定が複雑でも利用を推奨する理由は、プライベートとビジネスを分けることができるからです。
    Facebook広告出稿には、Facebookのアカウントが必ず必要です。Facebookのアカウントは必ず「本人」が作る必要があります。つまり「〇〇会社広告管理用アカウント」や「インソース 花子(みんなで共有の架空の人)」という「人ではない」「架空の人」のアカウントを作ることは許されていません。
    ※アカウントが本人ではないと判断された場合は即アカウントが凍結されます。結構すぐに凍結されるので(経験済み)気を付けてください。

    個人的なアカウントで仕事用の広告を管理するというのは、やはり個人的にもセキュリティ的にもいいものではありません。ビジネスマネージャーを利用すると、個人のアカウントをビジネス用に使用しなくてよくなります。また、仕事関連の人から個人アカウント情報が見られることもありません。
    ここではビジネスマネージャーの設定は解説しませんが、もし広告を出稿する際にビジネスマネージャーを作っていない場合はぜひ導入を検討してください。

    設定

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    必要なことは以下になります。

  • (FBページがない場合)FBページを作る
  • ドメイン認証を実施
  • 代理店と「パートナー」になる
  • 代理店にFacebook広告を出す対象のFacebookページのアクセス権限を付与
  • 代理店に広告アカウントのアクセス権限を付与
  • 代理店にInstagramに出稿する場合はInstagramアカウントのアクセス権限を付与
  • 代理店に認証ドメインの割り当てを実施
  • 合算イベント計測を認証
  • では1つずつ解説してきます。

    FBページがない場合は、FBページを作ります。
    Facebookページについて

    Facebook、Instagramで広告を出すには、必ずFacebookページが必要となります。企業情報など細かく入力できるので、自社で作成することをお勧めします。お任せの場合は代理店側で作成することもできますが、FBページにはお客様からのいいね!やコメント、フォローなどの情報がたまっていきます。これらは大切な財産となってきますので、必ず所有権は自社で持つようにしましょう(広告代理店によって、広告出稿が終わったらページを削除対応する可能性もあるため)

    広告アカウントがない場合は、ビジネスマネージャー経由で広告アカウントを作ります。
    広告マネージャでの広告の作成について

    ポイントは“ビジネスマネージャー経由で”です。個人アカウントで広告アカウントを作ると非常に後の設定が大変になるので、広告アカウントがまだ無いよという場合はぜひビジネスマネージャー経由で作成してください。

    ドメイン認証をおこないます。
    ドメイン認証

    サイトのドメイン(〇〇.co.jpなど)が、FBビジネスマネージャーのビジネスの持ち物であることを証明する作業です。悪質な業者がそのドメインを利用して悪さをしないため、このサイトの持ち主は本当にこのFBビジネスの企業なのかを確認します。そのため1ビジネスマネージャーに対して承認できるのは基本1ドメインです。
    これはWebサイトがなく、SNS上だけの告知(フォローキャンペーンやSNS上での販売など)の場合は必要ありません。Webサイトでの申し込みや購入が最終的のCVの場合は必要となります。
    実装作業にはWebサイトのrootディレクトリにHTMLファイルをアップロードできる担当者への作業依頼が必要となります。実装方法の公式サイトのヘルプは日本語訳がないですが、作業方法を解説している記事は多数ありますので、ぜひ参考にしてください。
    FB公式:ドメイン認証実装方法

    代理店のビジネスマネージャーと「パートナー」になります。
    ビジネスマネージャでビジネスIDを確認する

    代理店側からパートナーリクエストをかけてもらうと簡単なので、自社のビジネスマネージャーIDを伝えましょう。代理店がかけてきたリクエストを承認します。
    ビジネスマネージャー上のパートナーに代理店のビジネスマネージャー名が出てきたら成功です。

    代理店にFacebook広告を出す対象のFacebookページのアクセス権限を付与します。
    ページの役割にはどんなものがありますか。どのようなことができますか。

    これも代理店側からアクセスリクエストをかけてもらうと簡単なので、自社のFBページのページ名またはURLを伝えましょう。FBページ名は、URLの「facebook.com/〇〇/」の部分です。代理店がかけてきたリクエストを承認します。

    代理店に広告アカウントのアクセス権限を付与します。
    ビジネスマネージャに広告アカウントを追加する

    これも代理店側からアクセスリクエストをかけてもらうと簡単です。広告アカウントIDを伝えましょう。IDの見つけ方は以下を参考にしてください。
    FB公式:Facebook広告アカウントのID番号を見つける

    代理店にInstagramに出稿する場合はInstagramアカウントのアクセス権限を付与します。
    FacebookページでInstagramアカウントを追加または削除する

    Instagramへの広告出稿をする場合は、FBページとInstagramのアカウントをリンクさせる必要があります。
    FB公式:InstagramビジネスアカウントにリンクされているFacebookページを追加または変更する
    2021年8月現在代理店からリクエストがかけられないため、広告主側からパートナーから権限を付与してください。
    Instagramの権限付与方法
    ここまで来たらあと一息です!

    代理店に認証ドメインの割り当てをします。
    ビジネスマネージャのドメイン認証について

    上記リンクの「合算イベント測定を設定するには」を参考に認証をします。ビジネスマネージャーのブランドセーフティー>ドメインで、権限を付与するドメインを選択し、パートナーから代理店のビジネスIDを入力して割り当てを行います。
    外部サイト:意外と知らない?必ずしておきたい!Facebookドメイン認証

    代理店側で設定するピクセル(CV計測用のコード)や、カスタムコンバージョンを、代理店が指定する優先順位に並べて「適用」します。この合算イベント計測は、AppleのiOS 14以降のOSのための対策です。この設定をしないと広告の効果が下がるとされていますので、大変ですが必ず実施しましょう。

    まとめ

    無理
    書いてて本当に思いますが、すごく面倒です。すごく大変です。そしてすごく設定が複雑です。正直ここまですべて設定して広告を出すことは、インハウスではほぼ不可能なレベルの難しさです。代理店を通じてでもこの複雑さになるので、担当者の知見のレベルと、担当者との緊密なやり取りは必須となります。
    インソースマーケティングデザインでは設定について知見のある上級ウェブ解析士以上の資格を持つWebコンサルタントが設定を実施します。オンラインで画面を共有しながら設定を行えますので、ご安心ください。

    最後に、現在WEB改善資料を無料配布中です。
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