2012.03.26 システム
セキュリティを高めよう!!(ssh編)
「sshサーバ設定」に関する基本的なセキュリティ設定を紹介します。
非常に簡単な設定ではありますが、無差別攻撃に対する効力があります。
その1) 無差別攻撃に対する基本防御
標準ポート(ウェルノウンポート)である「22番」ポートは使用せず、
例えば「10022番」ポートに変更します。通常の無差別攻撃では「22番」
ポートに対して「良く使われるユーザ名とパスワード」を使用して接続
を試みるというアタック手法が取られますが、ポート番号を変更すること
により、回避することが可能になります。
<修正ファイル>
/etc/ssh/sshd_config
<修正箇所>
Port 22
↓
Port 10022
その2) スーパーユーザによるログインを無効化
標準設定ではスーパーユーザ(root)によるログインが許可されていること
が多く、パスワードのブルートフォースアタック(総当たり攻撃)により
不正アクセスされてしまうこともあります。よって、スーパーユーザによる
ログインを無効化することは常識の範囲と考えて下さい。
<修正ファイル>
/etc/ssh/sshd_config
<修正箇所>
PermitRootLogin yes
↓
PermitRootLogin no
その3) アクセス許可ユーザの制限
さらに、防御力強化の為、アクセス許可ユーザを制限します。
<修正ファイル>
/etc/ssh/sshd_config
<修正箇所>
AllowUsers hogehoge
以上、必要最低限ではありますが、セキュリティを考慮した「sshサーバ設定」
の出来上がりです。