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インソースマーケティングデザイン

2014.10.24 システム

要求レベルに見合うサーバーとは

こんにちは、Webクリエイターの飯岡です。

 

皆さん、クラウドってなんだかご存知でしょうか。

 

ちなみにWikipediaを引用しますと。

 

クラウドコンピューティング: cloud computing、または単にクラウドとも)とは、ネットワーク、特にインターネットをベースとしたコンピュータ資源の利用形態である。ユーザーは、コンピュータによる処理やデータの格納(まとめて計算資源という)をネットワーク経由で、サービスとして利用する。

 

難しい事書いてありますけど、要するにインターネット上のどこかにある資源を
どこにあるかというのを意識せずにどこからでも利用できて
汎用的で、拡張性が高いサービスとでも思っておけばいいと思います。

 

今回は、クラウドサービスの中でもクラウドサーバーと言われる
インターネット上で自由にサーバーを設計できるサービスについて書いていきたいと思います。

 

今回はもし、このマリンロードサイトをクラウドサーバー化するとしたら
どういう手順を踏むのかというところから話していきます。

 

まずはじめに、現状のサーバースペック並びにアクセス解析のデータや
サーバー全体の負荷状況等を調べます。
(大体は、通常のVPSや共有サーバーでのスペック不足を解消するために利用することが多いです)

 

重要なのは、どの程度のスペックのサーバーが必要なのかということを見極めることです。
実際に実サーバーに載せる場合どれくらいのスペックが必要なのかということをまず計算する必要があります。
この時に重要になってくるのが、転送量・CPU使用率・メモリ使用量・ディスクアクセス頻度等になります。
それぞれ説明していきます。

 

<転送量>
クラウドサーバーでは月次転送量に応じた、オプションが用意されています。
標準プランでは、無料で回線はついてきますが転送上限や帯域制限なども一緒についてきます。
しかし、最近では転送量の上限を設けない会社も増えました。
その代わりに、過度な転送を行うと改善を要求されることになります。
(ロードバランサの導入などを勧められます)
帯域については、100M共有というのがディファクトスタンダードです。
上位プランなどで、帯域をアップできる会社もあります。

 

<CPU使用率・メモリ使用量>
CPUに関しては、幅広く選べます
複数コア構成で選べます。
そしてメモリはCPUコア数に対してある程度の範囲は決められてきます。
その中で、最適なものを選びます。

 

<ディスクアクセス頻度>
共有サーバーなどではネットワーク負荷で警告されると思っている方が多いと思いますが、
実は意外と多いのが、ファイルアクセスの多さによる警告なのです。
ディスクの転送量などをよく集計して考えることが重要です。

 

上記を踏まえて、マリンロードサイトをクラウドサーバー化するとなると

 

<転送量>
1ヶ月の転送量は、共有・VPSでもまず問題ない量なので、標準プランで大丈夫です。

 

<CPU使用率・メモリ使用率>
CPUはWordpressへの要求が増えてくることも考えて少し余裕を持たせるという意味で
最低でも3コアくらいあればVPS+αくらいの性能になって十分だと思います。
メモリもDBがあるので余裕は持たせたいので、4GB位はあってもいいのかなと思います。

 

<ディスクアクセス頻度>
これに関しては、システムはDB化されているWordpressなのでそこまで気にする必要がありません。
ただし、容量はそれなりに必要なのでHDDプランの追加ディスク100GBあたりで十分ではないでしょうか。

 

あとは、インストール用のISOイメージ領域とかも付ける必要があります。
サーバー側でインストールディスクを用意している会社もあります。
(ただし、インストールディスクは常に最新とは限りません)

 

そしてここからが重要です。

 

この構成で、運用をスタートしたとします
例えば、1年後にマリンロードが超ビックな企業になり
一日にとんでもないアクセスが来るようになったとしましょう。
クラウドサーバーの開始スペックの100倍のアクセスが来たりするかもしれません。

 

そんな時でも、慌てずすぐに中身もそのままで
なんと、サーバーまるごとCPUのアップグレードやロードバランサの実装
構成をコピーして、全く同じサーバーを2台にしてアクセスを分散!なんてことができてしまうのです。
これこそがクラウドサーバー最大の魅力だったりします!

 

さらに、アップグレードは恒久的にもできますが
実は、一時的にもできるんです。
アクセスの集中する時期だけスペックアップなんてこともできます。

 

必要なときに付け外しなども簡単にできます
もちろん料金は変動しますが、急な対応でもサーバーを作りなおしたり借り直したりする必要が全くありません。

 

そんな素晴らしいサービスが、クラウドサーバーというものです。

 

みなさんも一度、見積だけでもしてみると面白いですよ!
(ちなみにどのサイトもおそらく見積もりは入力するとすぐ出てきます)

 

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