インソースマーケティングデザイン
2015.01.23 システム
なぜAppleは新言語「Swift」を開発したのか?
こんにちは。エンジニアの高田です。
毎日寒いですね。
Appleの開発者イベント WWDC (Worldwide Developer Conference) 2014 において、意表をついて突如発表されたのが「Objective-C」に代わる新しいプログラミング言語「Swift」です。
iOSアプリ開発とは無縁ですが…この発表には私も「おっ!」と思い、キーワードとして頭にしまっておきました。
現在iOSアプリ開発言語の主流である「Objective-C」も使っことがないので、言語の詳細には手が出せませんが、「Swift」ってどんなものなのかなぁというところを私が理解できた範囲でご紹介します。
「Swift」とは…
Appleのサイトよりいきなり引用~
Swiftは、iOSとMac向けのアプリケーションを開発するためにAppleが作った、パワフルで直感的な新しいプログラミング言語です。
ほぅ。
iPhoneアプリなどを作るための言語のようです。iPhone、iPadアプリだけではなく、Macのアプリケーションも作れるんですね。
従来のそれは主に 「Objective-C」という言語だと認識していましたが、それに対抗してAppleが作ったんですかね?
まてまて。
「Objective-C」もAppleが作った言語だそうです。それにも関わらずAppleが「Swift」という言語を作ったということは…どういうことなんでしょう?
なぜAppleは新言語「Swift」を開発したのか?
そもそも。
「Objective-C」とはどんな言語なのか?
名前からも分かるように1970年代に誕生したC言語をベースに、1983年に誕生したそうです。
私は上で「Objective-C」もAppleが作った言語だそうです。と言いましたが、厳密には1983年に誕生した「Objective-C」をAppleがMac のOS、 OS X の主要言語として採用し、Appleの下で育てられたんですね。色々端折ってますが。
そして今でもiPhone、iPadのアプリを開発するには主に「Objective-C」が使われているという現役選手です。それじゃどうして?
でも。
さすがにこの流れの速いこの業界で30年前に設計されたものというのは、いささか古くなってきたというのが1番の理由でしょうね。
使ったことがないので何とも言えませんが…「Objective-C」は簡単に言えば難しいと聞きます。
学習コストが高いと。そして何かと面倒だと…。
そしてこの30年もの間、JavaやPerl、Python、Rubyと次々と新しい言語が生まれました。
次々と新しく便利な機能や考え方実装されていったわけですね。
そこで。
色々な言語の良いところを取り込んで「Swift」が誕生しました。
2010年よりは開発が始まり、4年もの間、Apple内で秘密裡に開発が進められてきたんですね。
「Swift」はこれからも改良が加えられより良いものになっていくんでしょう。
かつて「Objective-C」がそうであったように。
そしてそのうちiOSアプリ開発の主流は「Objective-C」から「Swift」へ移行していくのかな。
では次回は、「Swift」の特徴などを私が理解できる範囲でご紹介します。
そうそう。
なぜAppleは新言語「Swift」を開発したのか?
その答えはズバリ「世代交代」!
余談ですが「Objective-C」はいわば私とだいたい同世代ですよ。世代交代。。。
なぜだか胸に熱いものが込み上げてきます…遠い目…(* ̄ー ̄)
以上です。ではまた。
<参考サイト>
Apple – Swift
https://www.apple.com/jp/swift/
Objective-C – ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/Objective-C