インソースマーケティングデザイン
2015.02.13 システム
NginxとApacheを同時稼働する
システムエンジニアの大貫です。
前回はWebサーバの「Apache」と「Nginx」の機能について比較して、
「Nginx」は静的コンテンツの処理が得意で、「Apache」は動的コンテンツの処理が得意だ
というお話をしました。
結論として、仕事としては動的サイトを作る機会が多いので、
「Nginx」の使いドコロを検討する必要があると締めくくりましたが、
「Nginx」には、もう1つ「リバースプロキシ」という機能があります。
「リバースプロキシサーバ」とは、特定のサーバにアクセスする前に必ず経由するサーバの事です。
あるサイトの「リバースプロキシサーバ」を「Nginx」で設定し、アプリケーションサーバを「Apache」とすることで、
画像やCSS、JSといった静的コンテンツは「Nginx」で、PHPやDBを使用した動的コンテンツは「Apache」で動作させることも出来ます。
お互いのメリットを活かして、ページ表示速度も早くなり、静的コンテンツは、「Apache」で処理しなくて良いので、サーバへの負荷も下がるという夢のような構成が組めるようです。
今後、大量アクセスが見込まれるシステムを組む際には、このようなサーバ構成も検討してみたいと思います。