2015.05.26 Webプロモーション
タグマネージャーで、ページの要素を判別してタグを配信する方法
Webサイトの運用まわりのお仕事を担当している、長澤です。 アクセス解析が業務のかなりの部分を占めていますので、今回はその辺りの話をしてみたいと思います。
ユニバーサルアナリティクス、タグマネージャーの導入は済んでいますか?
旧アナリティクスからユニバーサルアナリティクスの移行が2014年4月に完了しています。
旧アナリティクスについては、2年間はサポートされるようですが、それ以降はデータの取得ができなくなる可能性もあります。
しかし、まだ旧アナリティクスのまま運用されているサイトも多く、ちょっと心配な状態ですね。
今年中には、ユニバーサルアナリティクスを導入しておいたほうが無難かもしれません。
設置にはタグの張り替えが必要となるため、今後のことも考えてこの機会にgoogleのタグマネージャーを導入することをオススメします。
>>タグマネージャーとは?
タグマネージャーのよく使う機能
「サイトのディレクトリやページを指定して、特定のタグを配信する」、というのが一番使う機能だと思います。
例えば弊社のサイトだと /staff-blog/ を含んだURLにだけアクセス解析タグを配信することで、 スタッフブログのみのアクセス情報を解析することが可能です。
どこまで絞って配信できるのか?
では、タグマネージャーを使って、どこまで絞った条件でタグの配信ができるのかをテストしてみたいと思います。 できることが増えた分、最近では複雑な要件でのアクセス解析をするケースが増えています。
今回は、こんなオーダーを受けたと仮定します。
「スタッフブログを書いた人毎に解析したい」
タグを配信するための考え方
書いた人によって特定のURLが発行されない場合、通常のタグマネージャーの配信方法では、要望を満たすことができません。
そこで、どうすればいいか? ブログ記事内に書いた人の情報が表示されている場合、その要素(Class名+名前)を特定することで、タグの配信ができる場合があります。
タグマネージャーの設定方法
1.タグマネージャーで変数を新規登録
こちらは特定のclassを設定しています。
2.タグマネージャーでトリガーを設定
指定したClass内に「長澤」という名前が入っていた場合のみタグを配信するためのトリガー
上記の設定をもとに、タグの配信設定をすれば完了です。
しかし、上記の設定はブログを書いた人の名前が表示されており、かつ特定のClassがつけられている場合のみ有効となります。
マリンロードブログでは、特に書いた人の情報は表示させていないので、本文内のテキストからタグの配信設定をしようと試みましたが、上手くいきませんでした・・・。
奥が深いタグマネージャーの設定。
解決策が見つかったら、改めて紹介したいと思います。