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インソースマーケティングデザイン

2016.02.19 ディレクション

これからホームページを制作したいと考えている方向け「ホームページの作り方」

どうも、最近陶芸にハマっている、Webディレクターの籐です。
みなさん陶芸はお好きですか?
栃木県には、益子焼という全国的にも有名な焼き物の町があります。
益子焼の特長なんかはよくわからないんですけど、毎年開催される陶器市には必ず行きますね。
最近では自分でも作るようになりまして、自分でつくった食器でご飯を食べると、なんか美味しく感じてしまいます。

今日は、ホームページを制作する際の流れや、ポイントなんかをご紹介していきたいと思います。

最も大切な「目標」を決めることからはじめましょう

そもそも、ホームページが必要になる時ってどんな時ですかね?
「起業した(しようと考えた)」「新しい商品(サービス)の販売窓口を増やす」「会社が大きくなってきた」

いろいろな理由はあるかと思いますが、ホームページに期待する機能(役割)の多くは「広告」ではないかと思います。

その他にも、インターネットを使ったサービス、データベース(書庫)といった役割などもありますが、
一般的に「ホームページ」というと、やはりコーポレートサイトとか、商品(サービス)紹介サイトみたいなものを想像しますよね。

となると、最終的には認知度を上げ、商品(サービス)に興味を持ってもらい、「売上を増やす」ということがホームページ制作の目標や目的になってくるかと思います。

ホームページの成果(コンバージョン)について

アクセス解析などをする際に、よく「コンバージョン」という言葉を聞いたりすることがあるかと思いますが、
この「コンバージョン」は、ホームページにおける「最終的な成果」や「運営者が求めるユーザーの行動」で、例えば、ネットショップならば「商品決裁完了画面が表示されること」とか、コーポレートサイトであれば「資料請求完了画面が表示されること」といった「最終的な成果」になってきます。

ここでは「コンバージョン=ホームページの成果」として話を進めて行きたいと思います。

ホームページの成果って別に決まりはないんですよね。
ホームページ運営者の方やオーナーさんが「これが私が思う成果だ!」と決めてしまえばいいだけです。
よく使われる成果としては、

・お問い合わせ完了画面の表示
・資料請求完了画面の表示
・注文完了画面の表示
・採用エントリー完了画面の表示
などですかね。

で、なぜコンバージョンの話をしているかというと、
このコンバージョンを最初に決めておかないと、力のかけどころがわかりにくくなってしまうからです。

例えば、
「マラソンをはじめよう」と思った人は、なぜマラソンをはじめようと思うのでしょう?
「体力をつけたいから?」「痩せたいから?」
痩せたいと思ってマラソンを始めた人の場合、コンバージョンは「体重計の目盛りが下がること」ですよね。
「やった!10キロ走れるようになった」
ではないと思います。

そうなってくると、「痩せたい」というコンバージョンを達成するために、走り方や走る時間をどうしようか?と計画するし、具体的なマラソンの方法を誰かに聞いたり教えてもらったりするように気持ちが変わってくるはずです。

ホームページを制作する場合も、最初に「痩せたい」みたいなコンバージョンを設定して、
そのコンバージョンを達成するために何が必要なのか?ということを計画してきます。

コンバージョンの他にもKGIやKPIといった指標を用いることがありますが、ちょっと小難しくなってくるので、まずは、コンバージョンを何にするか?を決めていきましょう。

ホームページ制作「ステップ1」コンバージョンの設定

ここからは、話をわかりやすくするために「とあるヨガ教室の場合」として、架空のヨガ教室のホームページを制作していく流れで進めて行きます。

宇都宮にあるヨガ教室が「もっとお客さんに来てほしい」ということで、ホームページの立ち上げを考えたとします。

そうなると、コンバージョンは・・やっぱり「レッスンの予約」ですよね。
予約の方法は「電話」と「受付けフォーム」が考えられます。どちらからでも受付けられるようにしておきたいですね。

ホームページ制作「ステップ2」ターゲットユーザーの設定

で、次に重要なのが、「ターゲットユーザー」です。
そう。誰にホームページを見て欲しいのか?どんなお客さんに来て欲しいのか?
ということです。

まぁヨガの場合は、老若男女誰でも出来るとは思いますが、お店や教室ごとに特色や特長はあるはずです。
つまり、他との差別化というやつですね。
そもそも、お店や教室をはじようと思った時に、どんな人にサービスを提供したいかは決まっていたはずだと思います。
その「誰(ターゲットユーザー)」を少し具体的に想像します。

よくマーケティング業界で使われる「ペルソナ」という手法ですね。
例えば、30代〜50代の女性がメインターゲットだとして、それって誰よってことですね。
一番簡単なのは、自分の身近な友達や同僚や家族、恋人なんかをそのままプロフィールしてしまうということです。

「名前」「性別」「年齢」「住所」「職業」「年収」「家族構成」「学歴」「性格」「趣味」「好きな食べもの」「好きな音楽」「交通手段」「生活リズム」
など、ターゲットとなる人物を分析していきます。

これは、別に正確じゃなくて想像でもいいんです。きっとこんなことが好きだよなぁとか、こんなことしてる人だよなぁといったレベルで。

重要なのは、この人ならここできっとこういう行動をとるよなぁというのが、想像できるかどうかだと僕は思ってます。

なので、身近な人が一番いいペルソナになりますよね。
まぁ自分一人でホームページを制作するなら、「ペルソナ」とかいってわざわざドキュメント化する必要もないのかもしれませんが、
デザイナーさんとか、システムエンジニアさんなど、誰かと一緒に制作する場合は、
ペルソナが用意されていると、ある程度同じ目線でアイディアを出していけるんじゃないかと思います。
「この人って多分これは嫌いだと思う」「こんな雰囲気が好きなんじゃないかな」とか。

とりあえず、今回のヨガ教室でのターゲットユーザーは、以下に設定してみます。

———————————–
名 前:田中さとこ(仮称)さん
性 別:女性
年 齢:38歳
身 長:160cm
体 重:58kg
住 所:栃木県宇都宮市雀宮町
職 業:兼業主婦(平日パート)
年 収:90万円
家族構成:夫(40歳)、長男(8歳)、次男(6歳)
学 歴:宇都宮短期大学 音楽科卒業
性 格:明るく、サバサバしたタイプで、小さなことにはあまりこだわらない性格。
趣 味:結婚前はスノーボードなどアクティブな事が好きだったが、結婚後は子育てが生きがい。強いて言うなら、友達との女子会。
好きな食べ物:タコのアヒージョ
好きな音楽:Mr.Children
交通手段:車での移動がほとんど
生活リズム:平日は7時に起床。夫のお弁当は毎日欠かさず作る。子どもたちが学校に行った後、洗濯を終わらせ、10:00からのパートに行くため、9:30に家を出る。15:00までパート。15:30には家に帰ってくる。そこから晩ごはんの支度。就寝は24:00頃。
———————————–

どうでしょう?なんとなく想像できますか?

で、この田中さんに最終的には「レッスンの予約」をしてほしいわけです。
それでは、どんなホームページにしていったらよいのでしょうか?

と、ようやくホームページ制作のスタート台に立つことができました。

本日のまとめ

今回は、ホームページ制作の流れとして、最初に重要な「コンバージョン設定」「ターゲットユーザー設定」のお話をさせていただきましたがいかがでしたか?
このあたりまでは、ホームページのオーナーさんが一人で熟考したほうがいい部分かもしれませんね。

次回は、田中さんが、どこでヨガ教室に興味を持って、どこで調べて、ホームページを見てもらってからどんな動きをするのか?
といった「行動シナリオ」を考えてみたいと思います。
ではまた。次の記事でお会いしましょう。

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