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2016.03.09 その他

事業継続計画(Business continuity planning、BCP)の重要性

お久しぶりです。代表の石川です。

東日本大震災から、5年が経ちました。
今回はマリンロードの事業継続計画(以下、BCP)についてご紹介させていただきます。

BCPという言葉はご存知でしょうか?

事業継続計画(Business continuity planning、BCP)は「競争的優位性と価値体系の完全性を維持しながら、組織が内外の脅威にさらされる事態を識別し、効果的防止策と組織の回復策を提供するためハードウェア資産とソフトウェア資産を総合する計画」のこと。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/事業継続計画)

この言葉自体は以前からありましたが、日本で社会的に広く認知されたのは、3.11(東日本大震災)後ではないでしょうか?

この震災で企業や自治体など多くの組織も震災の被害を受けました。組織活動を速やかに再開できた組織と出来なかった組織。受けた被害の大きさにより差が出たことは当然ですが、BCPがあらかじめ実行されていた組織とそうでない組織にも大きな差が出たことは間違いないでしょう。

宇都宮にあるマリンロードのオフィスも被害を受けました。私は震災当日東京で地震に遭いましたが、幸いなことにビジネスホテルに泊まることができ、翌日の夜に宇都宮へたどり着きました。
真っ先にオフィスに行ってみるとサーバーラックやパーティション、本棚などが倒れ、オフィスは無残な状況でした。サーバーには会社の運営や業務に必要な重要情報が入っていたため、データが復旧しない場合は大変なことになるな、と覚悟したことを思い出します。
翌日、朝から出社してきた社員とオフィスの現状復帰をおこなったところ、幸運にもサーバー、パソコン、ネットワークともに正常に動作し、ホッと胸をなでおろしました。

このように幸運にもマリンロードは結果的に大きな被害はありませんでしたが、仮に運悪くサーバーが壊れ、ハードディスクが破壊され、バックアップメディアがつぶされてしまっていたら、本当に大変なことになっていたことでしょう。

この震災をきっかけにマリンロードではこのような事件/事故があっても事業が継続出来るよう、業務環境を再構築いたしました。

【メール/スケジュール】以前よりクラウドサービスを利用中のため継続
【プロジェクト管理ツール】社内サーバーで管理していたものを外部サーバーに移行
【課題管理ツール】社内サーバーで管理していたものを外部サーバーに移行
【開発/制作データ】社内サーバーで管理していたものを外部サーバーに移行
【企業会計データ】顧問税理士事務所とオンライン同期により、マスターを顧問税理士事務所管理に移行
※同時にセキュリティを強化

これにより、仮にオフィスが火事や地震、停電その他の被害を受けたとしても、速やかに業務がリスタートできる環境が構築されております。お客様の大切な情報やコンテンツを責任を持ってお預かりし、ご依頼いただいた業務を滞りなく進めさせていただく環境が整備されておりますのでご安心ください。

BCPにもしっかり取り組んでおりますマリンロードを今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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