2016.08.17 Webプロモーション
Webプロモーションの定跡と手筋を知る
Webプロモーション担当の長澤です。
巷は、まだまだ『ポケモンGo』で賑わっていますね。
私はやっていませんが、、、、、
ところで皆さんは、i羽生将棋 ってご存知ですか?
ご存じ羽生名人が監修した将棋のアプリなんですが、ただ指すだけじゃなく実際の棋譜に沿って次の着手を予想したりと、将棋を勉強する上で非常に勉強になるアプリです。
他にも、
羽生善治の将棋のお手本~初心者からの定跡講座~
羽生善治の将棋のお手本~上達する初心者からの手筋講座~
などがオススメです。是非、お試しください。
今回、将棋のアプリを取り上げたのは、アプリの宣伝をしたいわけではなく、普段分かりづらいと言われがちなWebプロモーションの業務を、将棋に見立てて紹介してみたいと思ったからです。
えっ?将棋を知らない人?
i羽生将棋
羽生善治の将棋のお手本~初心者からの定跡講座~
羽生善治の将棋のお手本~上達する初心者からの手筋講座~
まずは、こちらからどうぞ
そもそも、定跡と手筋ってなに?
定跡とは?
「昔から研究されてきた最善とされる指し方」なんて説明がよくされています。簡単に言うと「この形で戦いたいなら、この手順」「相手がこうきたら、こちらはこう指す」といった『決った型』のことです。
手筋とは?
こちらは「ある局面に一番、適した手」といった説明をされます。中盤から終盤の様々な局面で用いられ、簡単に言ってしまうと『技』ですね。
Webプロモーションの定跡と手筋とは?
ようやく本題です。
分かり易くしようと将棋を例にたとえた結果、分かりずらくなっている点には、薄々気づいていますが気にせず続けたいと思います。
Webプロモーションの定跡とは?
Webサイトの業種や目的、アクセス状況などに応じて、大枠でのプランニングを行う際に役立つのが定跡に該当する部分です。
Webプロモーションの手筋とは?
アクセス解析などからWebサイト固有の問題を洗い出し、次の一手を導き出す具体的な改善策が手筋でしょうか。
やはり分かりずらいので、ここからは具体例を
【例題】
とある住宅メーカー様のWebプロモーションを担当させて頂くことになりました。
取り扱うのは新築の注文住宅。
アクセス数は多くなく、資料請求を増やすことが、クライアントからのオーダーです。
Webプロモーションの定跡で考えると
・BtoCの業態のため、スマートフォンからのアクセスが多いと考えられる → スマートフォンサイトの有無とコンテンツを確認
・アクセス数が少ない → 集客のためWeb広告、集客用コンテンツの制作を検討
・ユーザーは、当然どんな家が建つのかを気にしている → 事例系コンテンツの有無とその先の情報設計を確認
・ユーザーは、価格を気にしている → どんな形であれば費用感を出すことができるかを確認
こんな形で当然、行わなければいけない手を整理し、実施していきます。
業種・業態が分かっていれば、アクセス解析をしないでも想像がつく部分が多く、どれだけ基本や手法を知っているかといった知識量が重要となります。
Webプロモーションの手筋で考えると
・そのメーカーには他社にないメリットがあるが訴求できていない → サイトを訪れたユーザーの大部分が目にする場所に情報を配置する(TOPページとは限りません)。
・Q&Aの特定ページのアクセスが飛びぬけている → サイトの適切な場所へ情報を追加し、ユーザーのストレスを軽減する。
・資料請求ページのアクセスは多いが、実際の資料請求が少ない → 「資料請求ページが使いずらい」「届く資料が分からず問合せしずらい」といった仮説を立て改善を実施。
・アクセス数は少ないが、一定の効果がでている → どんなユーザー(検索キーワード、年齢、性別、サイト閲覧動向)が有効か洗い出し、Web広告などで集客を強化。
こちらはサイト毎のアクセス解析が非常に重要となり、次の一手の為の仮説を立てる力が求められます。
アクセス状況や他の事例などから、確度の高い仮説を迅速に導き出す(また、仮説が外れた時の代案を複数持つ)経験値が重要となります。
Webプロモーションを将棋に見立てて紹介する今回の取り組み、どうでしたでしょうか?
えっ?分かりずらかった?
i羽生将棋
羽生善治の将棋のお手本~初心者からの定跡講座~
羽生善治の将棋のお手本~上達する初心者からの手筋講座~
まずは、こちらから始めてみてください。