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2017.05.10 デザイン

シネマグラフ入門その1:撮影時の注意点

こんにちは、デザイナーの小島です。
昨年シュールで話題になった消臭力の合成口パクCM
インターネットの世界ではわりと前からあった「シネマグラフ」という技術ですがTVCMでも使われだしてますます目が離せなくなってきました!
さらにLINEやインスタ等でも使えるので使い方の幅も広がりましたね!
でも出演しているT.M.Revolution 西川貴教さんが「動画で撮ればよかったのに・・・」と撮影中につぶやいたという話もあり、実際には撮影・編集などいろいろ大変だったりします。
そんなシネマグラフに挑戦するために、いくつかのポイントをまとめてみたいと思います。
今回は撮影時の注意点をご紹介します。

固定する

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微妙なブレ・ふらつきでもかなり違和感がでてしまいます。
以前、高さが足りなくて椅子の上に三脚を置いて、手で支えていただけでもブレ感がかなりありました。。
しっかりとした三脚と、屋外であれば風なども注意が必要です。

繰り返しポイントを考える

kojima201704_2
基本的にはループさせる事になりますので、まったく同じ動きを繰り返すものがベストです。
最悪、途中で切って逆再生させる事も出来ますが、違和感は出てしまいます。

カラフルはNG

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gifの色数は256色なので、多少カラフルでも良いかなとも思いがちですが色数が多ければ多いほどファイルサイズが大きくなってしまいます。
最終的な調整として、彩度などを落としてファイルサイズを抑えますが、余計な色はなるべく入らないようにすることが懸命です。

長さ

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こちらも色数同様にファイルサイズに大きく影響します。
なるべく短くループ出来るものがベストでしょう。

重なり・光

kojima201704_5
シネマグラフは動かしたい部分のみを切り抜いて動かします。
たとえば車が画面を横断する動画だったとしましょう。
もし背景に歩行者がいた場合、車と歩行者が重なるところで切り抜きがかなり難しくなります。
1コマずつ切り抜きを変えていく事になるので膨大な作業時間が増えてしまいます。
同じく光の反射などで動かしたい部分の周りの明るさが変わってしまうと、それもまた1コマずつ切り抜く必要がありとっても大変です。

シネマグラフは撮影時の動画の出来次第で、その後の編集作業に雲泥の差が出てきます。
可能であれば取り直しが容易なもので何度も繰り返し試してみるとコツがわかってくるので是非お試しください。

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