インソースマーケティングデザイン
2018.03.16 その他
PDCAの先にあるもの その2
このたび3月1日より会長に就任いたしました石川です。
今後ともよろしくお願いします。
さて、早速ですが今回は「PDCAの先にあるもの その2」です。
前回は、どうもうまくいかないPDCAについて共有させていただきました。
https://insource-mkd.co.jp/staff-blog/18526.html
(旧来の)PDCAサイクル:
1.Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
2.Do(実行):計画に沿って業務を行う。
3.Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
4.Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/PDCA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
こちらが一般的に言われているPDCサイクルですが、この考え方はもともと製品品質の維持向上を目的とした考え方なんですね。これを現代のビジネスにあてはめようとするから、どうもうまくいかない。
ではどうしたらいいの?という問いに対して私なりの考えをお伝えしたいと思います。
(現代ビジネスの)PDCAサイクル:
1.仮説:仮説を立てる。
2.実行:仮説に基づいてアクションする。
3.検証:仮説が正しかった部分とそうでなかった部分を明確にする。
4.標準化:正しかった部分を整理し標準化(ドキュメント化)する。
ここでポイントとなるのは「1.仮説」と「4.標準化」です。
「業務計画を作成する」と「仮説をたてる」かなり印象が違いませんか?
業務計画を作成しなさい、と言われたら、どうもうまくいかせることを前提に時間をかけて綿密に作成しなければいけない空気が漂います。計画で疲弊し、上司にダメ出しされ、実行前に息切れしてしまう。
仮説を立てろ、と言われると、これやったらこうなるんじゃないかと素早く実行に移せる感じになりますね。仮説を立てたらすぐさま実行し検証する。そういったスピード感が現代ビジネスには必要とされる気がします。
ただ、検証可能な仮説を立てることは必須です。
そして、「標準化」です。
仮説通り上手くいった部分はどこなのか、それはどのような手順でおこなったのか、なぜ上手くいったのか、そのようなことを標準化(ドキュメント化)して関係者が共有し継続して実行していくことが大切だと考えます。
上手くいかなかったところは、反省を踏まえて別の仮説を立て実行、検証、標準化ですね。
さて、そのようなPDCAサイクルにより何が起こるのか?
P-D-C-A-P-D-C-A’-P-D-C-A’’-P-D-C-A’’’-P-D-C-A’’’’-・・・
※どうも塩基配列か化学式のようで恐縮です。
Aの部分に注目していただきたいのですが、サイクルを繰り返していくにしたがって、成功体験が蓄積され、ノウハウの共有がすすむ。サイクルが回れば回るほど、業務のレベルや品質が高まっていく。
そんな頭のいい業務の進め方が出来る会社になっていきたいものです。
マリンロードを今後ともよろしくお願いいたします。