インソースマーケティングデザイン
2020.12.03 Webプロモーション
GoogleAnalytics4(GA4)って何?これまでとの違いは?重要な点は?
どうも、プロモーション担当の大柄です。
さて、今回はGoogleAnalytics4(GA4)について簡単に紹介したいと思います。
今やウェブサイトに解析ツールを導入するのは必須ともいえる時代で、その多くのサイトで利用されているGoogleAnalyticsですが、その新バージョンが2020年10月に発表されました。
元々ベータ版のApp+Webプロパティという名称で使われていたものが正式リリースされた形です。
最初に結論を言ってしまうと、今すぐに覚えて活用できるようにならないとまずい!ということはなさそうですが、徐々にGA4に慣れていく必要はありそうですので、まず最初に変更点や概念だけ抑えておいて、現状のGAと新たなGA4を並行して活用し、2021年中くらいを目安にいつでも移行できるようにしていくのが良さそうです。
今回はGA4になって大きく変わる点と個人的な感想だけご紹介します。
これまでのGoogleAnalyticsと何が違うの?
一言で違いを紹介させてもらうと、サイト軸の解析からユーザー軸の解析がしやすいように変化したといえそうです。
これまでのGoogleAnalyticsは各サイトのページビューを主軸とした考え方で解析を行っていましたが、これが各ユーザーの行動を主軸とした解析に変わっています。
具体的に言うと、「ページビュー」として計測されていたものがほぼすべて「イベント」として集計されるようになります。
これまでGoogleタグマネージャーなどで各イベントの取得など行っていた方にとってはそんなに難しくないかもしれませんが、デフォルトのGoogleAnalyticsの画面しか見たことがないという人は少しびっくりするかもしれません。
例えば、ユーザーが初回アクセスした際の解析では、これまではランディングページを軸として、参照元ユーザーをセグメントして解析することが多かったと思いますが、GA4ではFirst_visitというイベントが初回訪問時にのみ発生し、それと紐づいてpage_location(URL)やpage_referrer(参照元)が合わせてデータ取得されるような形になります。
このように、サイト視点で解析されていたものが、ユーザー視点での解析に変わっていくというのが大きな違いの一つだと思います。
その他に変わったことは?
プライバシーの観点から、世の中的にCookieを使ったユーザーの追客など廃止されていくような動きもありますが、GA4ではCookieが廃止された環境でも適応できるように設計されています。
特に、GoogleSignalとの連携が強化されるとのことで、Googleアカウントにログインしているユーザーであれば、クロスデバイスかつ属性情報等紐づけてGA4にデータを引き渡すので、Googleアカウントにログインしたユーザー限定ではありますが、ユーザー毎の詳細な解析など行えそうです。
ログインが必要なサイトであれば会員ID等を利用して個別にユーザーを解析、会員IDなどなければGoogleSignal、Google非ログインユーザーはこれまで同様Cookieを利用といった優先順位でユーザーの特定は行うことになりそうです。
その他にも細かな変更点はありますが(AIから○○の需要が高そうですといった通知が届いたり、グラフで集計結果を見える化する機能が強化されたり)、これから少しずつアップデートされていくと思いますので、まずは概念的な部分を抑えておくだけで充分かなと思います。
まとめ
個人的にはページビュー→イベントへの変化。
Cookie廃止後も利用可能。
というところが重要だなと感じました。
ページビューの他コンバージョン等もほぼ全てイベントでの集計になるので、
この辺りの考え方は早く慣れておいた方が良さそうですね。
以上、なるべく簡単に要点だけまとめましたが、やはり得意な人にとっては簡単だし、苦手な人にとっては苦手なんじゃないかなと思います。
ツールとしてはどんどん便利になっていく印象ですが、その分解析設計が複雑になったり、データを活用できる人材がどの会社にも必要になっていくと思います。
2020年に改正個人情報保護法も成立しましたし、ウェブサイトを持っている会社はどの会社も注意しなければいけません。どんな業種でもウェブの活用は欠かせませんが、まだまだ十分な対応ができていないという場合は、社内でウェブに強い人材を育てるか、私たちのようなウェブの相談ができる会社に依頼するか、何かしら対策が必要です。
GA4のことはもちろん、その他ウェブで何かお困りのことがありましたら、マリンロードにご相談ください。