2022.06.21 Webプロモーション
GA4の目標到達プロセスデータの探索を設定してみた
GA4のメイン機能といってもいい「探索」について、正直まだまだ慣れない部分や使いづらい部分がありますが、機能についてはアップデートを期待しつつ使い倒してい行きたいと思います。今回使ってみたのは「目標到達プロセスデータ」です。これまでもレポートを作る際に注目していた部分ですが、管理画面上で簡単に集計できるようですので、設定していきたいと思います。
目標到達プロセスデータの探索とは
目標到達プロセスデータ探索は、「複数のステップから成る目標到達プロセスで、どのようなユーザー行動経路が分析、分割、分類できますか?」という説明されている通り、目標達成へ向けたユーザーの行動を細かく分析できる機能です。
目標到達プロセスデータの探索の設定方法
まずGA4のデータ探索から「経路データ探索」を選択します。
左側のエリアが設定、右側が結果の表示となっています。ステップの登録と合わせて、確認したいのが「オープンな目標到達プロセス」の設定です。こちらをONにすると、プロセスの途中のステップから開始したユーザーもすべてカウントされるようになります。
診断チャートの目標到達プロセスデータを設定してみた
本ブログにバナーが設定してある「診断チャート」の目標到達プロセスを設定してみたので、そちらを紹介したいと思います。
各ステップごとに、ディメンションやイベントでステップを登録していきます。簡単な方法としては、ページのタイトルやページの場所を指定して設定していくのがおすすめです。
今回はブログページから流入したユーザーを対象としたいので、ステップ1はブログページにアクセスしたユーザーとします。次にステップ2では診断チャートを開始したユーザー、ステップ3で診断完了ユーザーとしました。
ブログアクセスの内、診断チャートへ進んだユーザーは0.1%と非常に少ないことが分かります。当社のブログはWebマーケティング系、デザイン系、技術系と多岐に渡るため一概に判断できませんが、遷移率には改善が必要な状態といえます。有効なデータを得るには、Webマーケティング系のブログに限定して遷移率を集計するなどの工夫が必要そうです。
診断を開始したユーザーの診断完了率は約50%とまずまずですが、無料診断であることを考えるともう少し引き上げたいところです。
上手くデータが取得できない場合には
単月のデータで集計したところ、うまく遷移のデータが取得できないところがあり、2か月間のデータで集計したところ期待するデータが表示されました。原因については不明ですが、細かな設定が影響している可能性がありますので引き続き細部の設定について、検証したいと思います。
上手くデータが表示されない人がいたら、試してみてください。
「目標到達プロセスデータ」はサイトの利用状況や改善を図る上で有効なデータとなりますので、ぜひ深堀して活用していきたいところです。