2022.11.02 Webプロモーション
GA4に直帰率がついに復活、UAとの定義の違いについて
GA4ではUAと異なりエンゲージメントを重視し、ページを開いて他のページに遷移せずに離脱(見ても見なくても同じデータ)という、従来の直帰率がなくなっていました。とはいえ、これまでアクセス解析をする中で直帰率は重要な指標となっており、「急になくなってしまうと困る」という方も多いのではないかと思います。私もその一人です。
今後はエンゲージメントをうまく活用して効果測定をしていこうとしていた矢先、直帰率が復活していましたので、ご紹介したいと思います。
GA4の直帰率は今までの直帰率と何が違う?
従来の直帰率は「1ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のこと」です。それに対して、GA4の直帰率は「エンゲージメント率の逆数」と定義されています。
エンゲージメント率と直帰率の違いは
エンゲージメント率は、エンゲージメントセッションをセッションで割った値です。エンゲージメントセッションとは、
・10 秒を超えて継続したセッション
・コンバージョン イベントが発生したセッション
・2回以上のページビューもしくはスクリーン ビューが発生
上記のいずれかを満たしたセッションとなりますので、直帰は上記のいずれにも該当しないセッションということになります。
GA4の直帰率はどのように活用したらいい?
直帰率がエンゲージメント率の逆数ということは、エンゲージメント率があれば測定上は足りてしまいそうですが、これまでの流れを踏まえて直帰率という指標を復活させてくれたということだと思います。とはいえGA4の直帰率は、従来のUAの直帰率とは異なる指標となるため、別物として扱うのがいいでしょう。結局のところ、アクセスを集めた条件・状況毎に、有効と思われるエンゲージメント率や直帰率を探っていく必要があるので、UAとGA4の値を見比べ「効果の出ているアクセスの値がどの程度なのか」など比較をしながら知見を深めていくことが重要となります。