2023.12.20 Webプロモーション
GA4のデータ取得時にGoogleシグナルが削除される
2024年2月12日からGA4のデータ取得時にGoogleシグナルが削除されるようです。
今回はその影響について考えてみたいと思います。
Googleシグナルとは
GA4でユーザーを特定するために使用されており、Googleアカウントにログインし状態でWebサイトを閲覧した際に、デバイスを跨いでユーザーを特定することができます。
Googleシグナルが削除されるとどうなる
・ユーザー紐づけの精度が低下する
これまでGoogleのログイン情報を使用して特定していたユーザーの紐づけができなくなるため、ユーザー特定の精度が低下します。削除後にどの程度、影響が出るかについては、GA4アカウントのGooglleシグナルのONとOFFを切り替えて確認した限りだと、数%程度の誤差が出るのではないかと考えています。
・性別や年齢のデータが取得できなくなる
性別や年齢のデータはGoogleにログインしているユーザーのデータを活用しているため、データからGoogleシグナルが削除されると取得できなくなるのではないかと考えられます。ただし、他の方の情報を見ると性別や年齢などのデモグラフィック情報は継続して取得できるのでは?といった考察をされている記事も見られますので、反映待ちになりそうです。
・しきい値が適用されづらくなる
GA4でデータ分析を行う際には、かなりの確率でしきい値が適用されていました。集計期間を伸ばしデータ量を増やせは適用を回避できると言われているものの、実際にはかなりのアクセス数があってもしきい値が適用されるケースも多いのではないでしょうか。Googleシグナルの削除により、しきい値の適用頻度は下がるのではないかと期待しています。
いずれにせよ、2024年2月12日を待って実際のデータを確認するしかないというのが現状です。
GoogleシグナルについてはGA4のメインとなる機能でもあったため、削除されることで今後どういった方向にアップデートされていくのか興味深く観察していきたいと思います。
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