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2024.07.19 管理部

健康保険証の新規発行が廃止!?

先日、体調を崩してしまい病院を受診したところ、マイナンバーカードの提出を求められました。「なんで?」といった顔をしてしまいましたが、実は本年12月2日をもって現行の健康保険証の発行が廃止になるようです。
「マイナ保険証」の利用促進のため、今のうちから登録を勧められたようでした。

現行の健康保険証の新規発行終了について

保険証廃止を定めるマイナンバー法等の一部改正法について、施行期日を令和6年12月2日とする施行期日政令が交付されました。現行の保険証の発行は12月2日より終了し、マイナンバーカードでの保険証利用を基本とする仕組みに移行されるようです。

※12月2日時点で有効な保険証は、最大1年間有効とする経過措置が設けられています。(経過措置中に有効期間が到来した場合や転職・転居などで保険者の異動が生じた場合は失効します)

マイナンバーカードを作らないとどうなる?

健康保険証の発行終了後、マイナ保険証や有効な健康保険証を持っていない場合、医療機関・薬局の受診時は資格確認書により資格確認が行われます。加入する医療保険者から資格確認書が送付される予定となる為、確認しておきましょう。
※IMDが加入するITS健保では、12月2日以降に資格取得手続きをされる方でマイナ保険証を持っていない方は申請により「資格確認書」が交付されるとのこと。申請が必要になるパターンもあるようですね…。

マイナンバーカードの保険証利用のメリット4点

いよいよ保険証の発行が廃止されてしまう訳ですが、マイナ保険証に移行した際のメリットとははたして…。

・データに基づくより良い医療が受けられる

過去に処方された薬や特定健診等の情報を医師・薬剤師にスムーズに共有できる!(事前に情報提供に同意した場合)

・手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払が免除される

高額な医療費がかかる場合、申請の手間がありましたが手続きが不要になる!
いままでは申請が間に合わない場合、一時的に高額な医療費の全額負担が必要でしたが申請時に必要な情報を提供することに同意していればそのような煩わしさからも解放されます。

・マイナポータルで確定申告時に医療費控除が簡単にできる

医療費が多い人は確定申告を行うと思いますが、1年分の医療費の領収書を管理・保管するのは大変…。マイナ保険証に切り替えておくとマイナポータルからe-Taxに連携することで簡単に確定申告ができるようになります。

・医療現場で働く人の負担を軽減できる

現場の負担は想像に難くないですが、事務手続き面の煩雑さがデジタル化によって軽減されるようです。目視チェックやシステムへの手入力による事務負担の軽減、資格情報の自動取得化により業務効率化だけでなく、誤記リスクも減らせるとのこと。

マイナンバーカードの健康保険証利用としての事前登録はどうする?

マイナポータル、セブン銀行のATMでもできるそうです。また、医療機関や薬局の受付にあるカードリーダーでも登録が可能です。(マイナンバーカードを持っていくだけで、顔認証付きカードリーダから手続きができるとのこと)
そもそもマイナンバーカードを持っていないという人は、まずはマイナンバーカードの取得手続きを進めましょう。健康保険証の廃止が近づくと、また一気にマイナンバーカードの申請が増えるのではないかと予想されます。気になる方は、ぜひお早めにチェックしてみてください。

<ご参考>
▼厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について」
▼厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用方法」
▼ITS健保「マイナ保険証の利用促進について」

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