インソースマーケティングデザイン
2019.06.17 Webプロモーション
【図解つき】離脱率と直帰率の違い~分かるようで分からないアクセス解析用語講座~
プロモーション担当の高山です。
私たちプロモーション担当者の仕事で欠かせないスキルが「アクセス解析」です。
アクセス解析によってホームページの課題を見つけ、改善提案などを日々行っています。
※アクセス解析・・・サイトに訪れたユーザーや、ページの滞在時間など、様々なデータを分析・解析すること。
アクセス解析では、さまざまな専門用語が出てきます。
分かるようで分からない用語もたくさん出てきます。
今回は、似ているようで全く違う「離脱率」と「直帰率」の違いを解説します。
離脱率とは
離脱率とは「そのページから帰った割合」の事です。
この「離脱」には、以下のことが含まれます。
・「戻る」ボタンでサイト外のページに戻ること
・ブラウザを閉じる事
・サイト内にあるリンクを押して、別サイトに行く事
・ページを開いて30分以上なにもしない事
計算式は以下になります。
離脱率=離脱数/ページビュー数
離脱はサイトを見ている過程でかならず起きるものです。
離脱率が高い=ダメというわけではなく、必ず次に進まなければならないページ
(例・エントリーフォーム入力画面・買い物カート)などの改善の指標にすることが出来ます。
直帰率とは
直帰率とは、読んで字のごとく「直帰した割合」の事です。
「直帰」とは、あるサイトのページに来たユーザーが、他のページを見ることなくそのサイトから帰ることを指します。
計算式は以下になります。
直帰率=対象ページの離脱数/対象ページが入口になったセッション数
直帰率も、高いからダメとは一概に言えません。
例えばF&Qページなどでしたら、そのページで問題が解決して満足したとしてユーザーが離脱している可能性があるからです。
離脱率と直帰率の例
例として、以下のような場合の離脱率と直帰率を考えてみましょう。
この場合、サイトのページビュー数(A・B・Cそれぞれ見られた回数)は6。
セッション数(1連のアクセスの流れ)は3となります。
ページAの離脱率を出してみましょう。
ページAで離脱した回数=1(ユーザー2のセッション)
ページAのページビュー数=2
離脱率=離脱数/ページビュー数なので、
ページAの離脱率は50%となります。
直帰率は、直帰が発生したページBで計算してみましょう。
ページBの直帰の回数=1(ユーザー3のセッション)
ページBから閲覧がスタートしたセッション数=2(ユーザー2とユーザー3のセッション)
直帰率=対象ページの離脱数/対象ページが入口になったセッション数なので、
ページBの直帰率は50%となります。
どうでしょうか?なんとなく離脱率と直帰率の違いがお分かり頂けたのではないでしょうか?
今回解説した離脱率や直帰率のほかに、アクセス解析によってさまざまなデータを見ることが出来ます。それらのデータは、ページの目的に応じて適切であるかどうかを判断する必要があります。
データは見る為ではなく、活用するためにあります!
マリンロードには、解析の専門家であるWEB解析士を取得したメンバーが多数在籍しています。
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