PHPで開発する際、EclipseにてXdebugを使用してデバッグできると便利！
ということで、弊社ではいつもXdebugでデバッグしながら開発をしています。
いや、開発していました。ところが、昨年の夏頃から突然デバッグができなくなりました…。
デバッグを起動すると、57%問題が発生し途中で止まってしまいます。
Eclipseのバージョンあげたから？Windows7に変えたから？64bitだから？設定？
何度も何度も試行錯誤するものの、原因がわからず…。

弊社ではPHPのフレームワークとして主にCakePHPを使用しているのですが、
CakePHPのプラグイン「DebugKit」でもある程度は何とかなるものの、
複雑なものになるとちょっと困っていました。

ところが昨年年末、再びXdebugでのデバッグ環境構築にチャレンジして原因がわかりました！
おかげで晴れ晴れした気持ちでお正月休みに突入できました。

Eclipseのデフォルトブラウザとして「Firefox」を指定していたのですが、
それが何か悪さをしていたようで、「IE」に変更したらすんなりデバッグできました。
Firefoxをバージョンアップしたせいだったんですね…。
なぜ「Firefox」だとダメなのかという根本原因は解決していません。
どなたか情報があれば教えてください。

以下が、その際のEclipseのログです。エラーメッセージが文字化けしていてよく分かりません…。

（追記）
Eclipseのブラウザ設定にて、Firefoxのパスを正しく設定したらFirefoxでもデバッグできました！
昨年の夏頃何があったんだろう？？

それでは、一応EclipseにてXdebugを使用してデバッグするための設定を簡単に紹介します。
◆環境
O　S：　Windows7 (64bit)
WEB：　Apache 2.2.16
PHP：　PHP 5.3.10
IDE：　Eclipse 4.2.0 (Juno) PDT　(Pleiades – Eclipse プラグイン日本語化プラグイン)
Xdebug：　Xdebug 2.2.1

１．Xdebugの設定
　１）Xdebugのダウンロード（php_xdebug-2.2.1-5.3-vc9.dll）
　　　http://xdebug.org/download.php
　　
　　　＜自分の環境に最適なXdebugバージョンの入手＞
　　　http://xdebug.org/wizard.php
　　　上記、ページに自分のPHP環境で出力したphpinfoのソースを貼り付けると
　　　最適なXdebugバージョンを教えてくれます。
　　
　２）php_xdebug.dllのコピー
　　　PHPのインストールされている下記フォルダにコピー。
　　　C:phpextphp_xdebug-2.2.1-5.3-vc9.dll
　　
　３）php.iniの設定

　
　４）確認
　　　Apacheを再起動し、phpinfoで確認。「xdebug」が追加されていればOK。

２．Eclipseの設定
　１）デフォルトブラウザの設定
　　　
　
　２）デバッグ構成設定
　　　

３．デバッグ
　上記デバッグ構成にて「デバッグ」をクリックすると、デフォルトブラウザが起動します。
　Eclipse上でブレークポイントをおき、デバッグしましょう。

結構省略してますが、どうでしょう？
以上です。ではまた。