インソースマーケティングデザイン
2013.04.30 システム
スマートデバイスのインターネットVPN接続について
VPN(VirtualPrivateNetwork)とはインターネットを経由して遠隔地のLANに接続するプロトコルのことです。
インターネットに接続できる環境であれば社内リソースにアクセス出来、データのやり取りも暗号化されますので、昨今の企業では拠点間でのネットワーク構築に広く使用されています。
主にネットワークに参加しているクライアントデバイスはPCかと思いますが、スマートデバイスもネットワークに参加さえすれば、社内リソースにアクセス出来るようになります。
社内であればwifiアクセスポイント経由でネットワークに参加出来ますが、社外に出た場合は必然的にインターネット経由でのVPN接続になります。
但し、全てのスマートデバイスがVPNの機能を無制限に使用できる訳ではありません。通信業者がdocomoの場合にVPN接続が出来ないケースがあるので注意が必要です。
VPNのクライアントには「PPTP VPN」と「L2TP+IPsec VPN」があるのですが「PPTP VPN」はdocomoのスマートフォン用プロバイダであるSPモードでは使用できません。
かといって「L2TP+IPsec VPN」でも「Android 4.0~4.0.4」ではバグにより使用できません。
OSのバージョンアップを期待しようにも、日本で販売されているAndroid端末はOSがカスタマイズされているためバージョンアップは望み薄です。
携帯のメールアドレスが変わっても良いなら「SPモード」から「mopera U」にプロバイダを切り替える事により「PPTP VPN」にて接続は可能なようです。
現時点ではauやsoftbankのAndroid・iPhone端末では問題は無いようですが対応するVPNクライアントやそのバグの状況も変わりますので、導入の際は必ず事前調査をしてください。