インソースマーケティングデザイン
2013.05.02 Webプロモーション
CPAの決め方
CPAというものをご存知ですか?
CPAは、Webプロモーションを行う上でとても重要な指標です。
今回はこの「CPA」についてご説明します。
是非この機会に自社のCPAを考えてみて下さい。
Webプロモーションの目的
Webプロモーションを行う際、
そこには必ず「目的」があります。
・受注に繋がる問い合わせを獲得したい。
・資料請求をして欲しい。
・イベント参加者を募集したい。
・商品をWebで直接販売したい。
・会員やフォロワーを増やしたい。
etc…
といったものです。
Webサイトに訪れたユーザに行って欲しい「アクション」ですね。
どういったアクションを「目的」にするかは、
Webサイトによって変わります。
自社のWebサイトの目的が明確に決まっていない場合は
まずここを決めておきましょう。
CPAとは?
CPAとは「Cost Per Action」の略で
「1回のアクションを獲得するために掛かるコスト」という意味です。
上記で決めた「目的(=ユーザに行なって欲しいアクション)」
を1件獲得するために、費用がいくら掛かるのかということです。
例えば、Webプロモーションの総費用10万円を掛けて
10件の問合せを獲得した場合、
10万円 ÷ 10件 = 1万円
1件あたり1万円掛かったということになりますので、
CPAは1万円となります。
CPAを決める
ここで重要なのは、
「CPAをあらかじめ決めておく」ということです。
自社のビジネスはCPAを一体いくらまで掛けられるのか?
ということを、あらかじめ決めておくのです。
このCPAを高く設定出来れば、
競合他社より有利にプロモーションを行うことができ、
顧客を多く呼び込めます。
Webプロモーションではその差が特に顕著に出てきます。
CPAは低ければ低いほど良い、と考えてしまうかもしれませんが
可能な限り高く設定出来たほうが
最終的な利益は上がってきます。
では、CPAはどうやって決めれば良いのでしょうか。
ここで、LTVという考え方が必要になります。
LTVとは顧客生涯価値(Life Time Value)という意味で
「1人の顧客が、自社にもたらすトータルの利益」です。
例えば、
10万円のサービスを生涯で3回リピートしてもらえるのであれば
10万円×3回=LTVは30万円となります。
これを自社の顧客全体の平均値で算出します。
ここから、売上の何割を顧客獲得コストに当てられるか
という観点でCPAを算出します。
(サービスの原価率により差が出てくる部分です)
例えば、
売上の10%を顧客獲得コストとするならば
30万円×10%=3万円
3万円がCPAとなります。
顧客を1人獲得するために、3万円までなら掛けても利益は出る
ということが分かっているので
戦略的にWebプロモーション予算を設定することが出来ます。
上記の例では、「顧客獲得」を目的に設定していますが
もう少し確度の浅い段階、例えば
資料請求やお問い合わせ(リード)を目的に設定する場合には
成約率も計算に加えます。
例えば、
10件のリードがあった場合に、その中から1件成約(顧客化)出来るのなら
成約率は10%となりますので
1件のリードに掛けられるコストは
3万円×10%=3,000円となります。
リードを目的にしたWebプロモーションの場合は
この例だとCPA3,000円ということですね。
このようにして、自社のCPAを決めておくことで
より戦略的にWebプロモーションを行うことが出来るのです。
目的とCPAが決まったら、是非マリンロードにご連絡下さい。
そのCPAを実現するための具体的な施策をご提案させて頂きます。