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インソースマーケティングデザイン

2016.01.08 ディレクション

【2016年】増えるスマホユーザー。変化していく利用シーン。

あけましておめでとうございます!
ディレクションをやっています籐です。
みなさん、2015年はどんな年でしたか?僕は、数年ぶりにスノーボードしたり、車の鍵をなくしたり、鎌倉旅行に行ったりとなかなか面白い年だったと思います。

Googleが2015年を検索で振り返るコンテンツを公開してます。
あぁそういえばこんなことあったなと、忘れてしまいそうなことを再確認できますね。
https://www.google.co.jp/trends/story/2015_JP

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明るい話題より事件なんかのキーワードが目につきますね。
2014年の検索キーワードで「アナ雪」とでてますが、もう2年も前のことなんですね。時間が経つのが本当早いです。

今年はどんな年になるんでしょう?とりあえず気になるのは「マイナンバー」ってとこですかね。

さて、今日はサイト制作の際に頭を悩ませる、スマートフォンユーザーへの対応方法について、ヒントになりそうな内容をまとめていきたいと思います。

・インターネット利用者数とスマートフォン利用者数の推移
・スマートフォンでのネット利用シーン
・利用端末の状況

インターネット利用者数とスマートフォン利用者数の推移

まず、インターネットの利用者数ですが、総務省がまとめている「平成26年:通信利用動向調査」によると、2015年末の時点で10,018万人ということで、昨年に引き続き1億人を超えています。人口普及率は82.8%という結果です。
グラフを見る限りですが、もしかするとこの辺が頭打ちになってくるような気がします。

スクリーンショット 2016-01-07 21.36.02

また、ニールセンのインターネット基礎調査によると、ほぼ毎日インターネットを利用する方が5,610万人いて、その中でも、スマートフォンを利用している方が、71%(3,996万人)ともっとも多い割合になっていることがわかります。

スクリーンショット 2016-01-07 21.43.28
http://www.netratings.co.jp/news_release/2015/07/Newsrelease20150728.html
(ニールセン インターネット基礎調査)

この辺りは、予想通りといいますか、やっぱりスマートフォンを利用する人増えてるよなぁという感じです。
この動きは、きっと2016年も同じになるんじゃないかと思います。つまり、スマートフォンを利用してインターネットにアクセスする人がますます増えるのではないか?ということです。
意外なのは、タブレットの利用者(ほぼ毎日利用する人)の割合が、14%(801万人)と思っていた数より少なく、いわゆるガラケー端末からの利用者の方が、18%(1,031万人)と思っていた数より多いという結果に少し驚きです。
まだ、ガラケー端末を利用している方がいらっしゃるということですよね。
まぁこれもサイトの傾向によるかもしれません。ちなみに、マリンロードが管理しているサイトのアクセス解析データを確認する限りでは、ガラケー端末からのアクセスは、どのサイトも1%を切っている状況です。

2011年末から2013年末までの端末別に見た利用状況の推移もまとめてみました。

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(総務省:通信利用動向調査をもとに作成)

こちらを確認するとスマートフォンの利用が急激に上がっていることがわかります。スマートフォンが一気に普及された影響なのでしょうか。
14年末以降のデータを拾えていないのですが、先ほどのニールセンのインターネット基礎調査と照らしあわせて考えてみると、現在は自宅のパソコンを抜いてTOPがスマートフォンになっていることが予測できます。

ただ、見ているサイトの性質にもよるかもしれませんね。例えば、部品の調達サイトやビジネス用資料をダウンロードするような、どちらかというと仕事で利用する機会が多いサイトの場合は、当然、会社や仕事中に利用していることが考えられるので、PCから閲覧することは多いでしょうし、ニュースサイトやゲームサイトなど、通勤/通学といった電車移動時に利用される機会が多いサイトの場合は、スマートフォンからの閲覧が多くなるような気がします。

次に業種の違う4つのサイトのアクセス解析データから、OS別に利用者数の割合をまとめてみました。

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これを見ると、サイトの系統によりPCからの閲覧が多くなるサイトと、スマートフォンからの閲覧が多くなるサイトに分かれることが理解できます。
多い少ないはありますが、PC、スマートフォン両方のデバイスから閲覧されている状況には変わりないので、やはりスマートフォンサイト(もしくはスマートフォン用のレイアウト)を準備しておく必要がありそうです。

スマートフォンでのネット利用シーン

次に、スマートフォンでインターネットを利用する際、どのようなサービスや利用の仕方をしているかについてをまとめてみました。

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(総務省:「ICTの進化がもたらす社会へのインパクトに関する調査研究」(平成26年))
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc141120.html

多くは情報検索や、ニュースサイト、動画視聴といったところになっているようです。この辺りはPCであっても同じことが言えそうですね。年代別のデータにしてみるとまた変わってくるかもしれませんが、チャット(これはLINEなどだと思われます)に続き、インターネットショッピングが多い点も面白いですね。スマートフォンで決裁まで完了しているということは、電車通勤/通学時に「あ、これ欲しい」みたいな感じで移動中にCV(コンバージョン)している可能性があるということですよね。
なんか、ますますEC市場が拡大していきそうな気がします。ちなみに、2015年に総務省から出された市場調査によると、BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、12.8 兆円まで広がっているそうです。
スマートフォンの登場/普及により市場規模の拡大が加速している感があります。
http://www.meti.go.jp/press/2015/05/20150529001/20150529001-1.pdf

利用端末の状況

スマートフォンでインターネットにアクセスする機会が多くなってきていることはなんとなく理解できましたが、利用しているスマートフォンの種類についてはどうなっているのでしょう?
こちらも直近のアクセス解析のデータからスマートフォンの種類についてを調べてみました。

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※一部タブレット型PC、フィーチャーフォンも含んでいます。
※きりがないので途中で切れてます。

圧倒的にiPhoneが多いことがわかります。問題はAndroid端末なのですが、どこか1つの機種に人気が集中しているというわけではなく、多くの端末が存在してるように見えます。ちょっと判断が難しいのですが、

例えば、「Sony C6833 Xperia Z Ultra」と「Sony C6883 Xperia Z Ultra」これは同じと見て良いのか?それとも別機種と見たほうがいいのか?この辺の考え方でシェアの状況は変わってくるのですが、ここでは別としてカウントしています。

では次に、「iOS」「Android」どちらのシェアが多いかを見てみましょう。

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若干ですがAndroidの端末のほうが利用者が多いようです。これも計測するサイトの種類により異なると思いますが、今のところはまぁざっと半分と見ておくと良いのではないでしょうか?
サイト制作者側からすると、このAndroid端末の利用者が多い点はちょっと頭が痛いところですよね。全ての端末で検証するのはコストも手間もかかってしまいますからね。弊社としても今後の課題です。

まとめ

調べてみてわかったことは、やはりインターネットをスマートフォンで閲覧するユーザーは多かった。という点ですね。
少し前まで冗談で、PCサイトを作る時代がなくなるかもねぇなんて言っていたことが、もしかすると現実になる日がくるかもしれません。現状でも、スマートフォン利用者の方が多いサイトも存在してますしね。
デザインやサイト設計をする際に、スマートフォン利用者を中心とした考え方が重要になってくることは間違いないようです。

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