インソースマーケティングデザイン
2021.01.05 Webプロモーション
【GTM】非インタラクションヒットの設定方法について
非インタラクションヒットとは、Googleタグマネージャーを使い、Googleアナリティクス(以下GA)でイベント計測を行うときに設定をする項目の一つです。
分かるようでとても分かりづらい「非インタラクションヒットの意味」と、「正しい設定方法」についてまとめます。
Googleの公式の説明を見てみるとこのように書かれています。
「非インタラクション」という用語は、イベントヒットを送信するメソッドに渡される、確定的かつオプションのブール値パラメータに当てはまります。このパラメータを使用すると、イベント測定も設定されているサイト上のページの直帰率の定義方法を指定できます。
さっぱりわかりません。これをかみ砕いていきましょう。
インタラクションとは相互作用、相互の影響という意味の英単語です。
Aが何かしたら(アクション)、Bが作用する(リアクション)。
人がボタンを押したらコーヒー出てくる。
非インタラクションとは「非」がつくので「非相互作用」。
つまり「相互作用させないよ」という意味になります。
真・偽とは
タグマネージャー設定時にイベントトラッキングを設定しようとすると、非インタラクションヒットの項目はデフォルトが「偽」になっています。
この「真」「偽」も、プログラマーの知識があるかたには当然の言葉ですが、マーケターなどコードにあまり触れない人には難しい単語です。
ホント・ウソの「真偽」ではなく、システムが理解するための言葉で、簡単に言い換えると、真(True)=有効・偽(False)=無効という意味になります。
非インタラクションを偽:相互作用しないことを無効=相互作用を有効にする
非インタラクションを真:相互作用しないこと有効=相互作用を無効にする
と読み替えることが出来ます。めちゃくちゃややこしいですね・・・
非インタラクションヒットとGAにおけるイベントと直帰の関係
GAでは「イベント」を設定することで、「リンクをクリックした」や「スクロールをどこまでした」などを計測することが出来ます。
GAでイベントが発生したことを「インタラクションヒット」といいます。
イベントが発生した(インタラクションヒットが起きた)セッションを、GAは「何かが行われたから、直帰カウントしない!」と判断します。
この「直帰カウントしない!」が結構重要です。
Googleタグマネージャーでイベント設定するとき、非インタラクションヒットの項目のデフォルトは「偽」になっています。
ここで、先ほどの「非インタラクション」の意味をもう一度思い出してください。
非インタラクションを偽:相互作用を有効にする
非インタラクションを真:相互作用を無効にする
よって、まとめるとこうなります。
非インタラクションヒットを偽:
「イベント」と「直帰カウントしない」の相互作用を有効にする
=直帰としてカウントしない
非インタラクションヒットを真:
「イベント」と「直帰カウントしない」の相互作用を無効にする
=直帰としてカウントする
非インタラクションヒットの設定方法
よくあるのは「スクロール率を計測したい」時の設定だと思います。
以下の場合で考えてみましょう。
”あるページにランディングしたセッションが、スクロール(イベント)はあるけど別ページへ遷移することなく直帰した”
この場合は、GAで計測する際「直帰したセッション」としてカウントしたい方が多いと思います。
つまり「イベントが発生したけど、直帰カウントとるようにしてほしい」ということになります。
先ほどの項目を見ればすぐわかりますね。
「イベント」と「直帰カウントしない」を無効にする=直帰としてカウントする=非インタラクションヒットを真
この設定が正しいと考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
非インタラクションヒットを偽:直帰としてカウントしない
非インタラクションヒットを真:直帰としてカウントする
という覚え方でも問題はありませんが、このように根本を学ぶと、理解がより深まるのではないでしょうか?
マリンロードのプロモーションチームは、タグマネージャーを使用した設定も得意としています。
自社でうまく設定ができない!ヘルプが欲しい!という方は、ぜひお気軽にお問合せください。