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2022.05.12 Webプロモーション

【GA4・公式推奨の設定方法】GTMでの設置時のトリガーは「初期化トリガー」が望ましい

こんにちは

各社の解析担当者様におかれましては、2023年7月1日に施行されるGA4への移行の対応を進められている今日この頃かと思います。
その中でGA4の設置をGTMで設定される際の留意点について、今回は説明したいと思います。

結論:GA4のトリガー設定に「初期化トリガー」を設定する

結論はタイトルに書かせてもらった通り、GA4の発火トリガーとして「初期化トリガー」を設定すべき、というものです。
Googleが管理する「アナリティクスヘルプ」にも以下のように記載されております。

[トリガー] をクリックし、初期化トリガーを使用すると、Google アナリティクス 4 設定タグを他のトリガーよりも前に配信できます。

一部引用:アナリティクスヘルプ:Google アナリティクス 4 タグ

初期化トリガーとは

GA4にアクセスデータを送るタグの発火タイミングとして「初期化トリガー」を設定することで、ページ内で発火する他のタグより前に発火させることができます。
以下はGTMのプレビュー画面になりますが、ページ内のコンテンツを読み込む「Container Loaded」の前の「inisialization」のタイミングで発火していることが分かります。
初期化トリガーの発火タイミング

GA4イベントをカスタマイズで入れた場合、タグが発火する前にGA4自体のタグが発火しておくべきとされています。
そのためにもトリガーは「初期化トリガー」を設定しておくべきです。

上記のように初期化トリガーを使用して設定タグのスケジュールを指定した場合、他のトリガーを使ってイベントタグを配信することができ、タグの順番は自動で決定されます。

一部引用:アナリティクスヘルプ:Google アナリティクス 4 タグ

同意の初期化トリガーとは

同時期に追加された標準トリガーに「同意の初期化トリガー」があります。
こちらは「初期化トリガー」と似ていますが、動作は異なります。
個人情報保護法改正に対応するため、クッキーポリシーの同意ツールを設置した企業様が場合に応じて使用するタグになります。
同意後にアクセスデータの取得はスタートする必要があるため、こちらのトリガーはGA4の発火トリガーには設定しないようご注意ください。

「同意の初期化」トリガーは、単にタグを早い段階で配信する用途では使用しません。同意設定の管理に特化して使用されるのではないタグについては、代わりに初期化トリガーを使用してください。「同意の初期化」トリガーは、常に他のすべてのタグ(初期化トリガーを含む)の前に配信されます。

まとめ

出来るだけ正確なアクセスが集計されるよう設定することが正しい解析の第一歩になります。
急ぎGA4の設置を進めている企業担当者様、ぜひ「初期化トリガー」の設定を徹底していただければと思います。

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