2017.11.07 ディレクション
グレーゾーン
こんにちは、ディレクターの伊藤です。
今年も残り2ケ月、歳を取ると1年がどんどん短くなります。。。
前々回、「ディレクションとは」という内容でブログを書いた際、自分のやり方を押し付けない(自分のやり方を当たり前だと思わない)ということを書きましたが、今回は「グレーゾーン」というタイトルで、その辺をピックアップしてみます。
プロジェクトを進めている中でお客様とすれ違う事があります。
原稿・写真の準備
お客様は準備してくれると思っていた、制作側はもらえると思っていた
サーバー・ドメインの手配
お客様は手配してくれると思っていた、制作側はお願いされていないという認識
対応ブラウザの範囲
お客様は最新バージョン以外も対応、制作側は最新だけだと思っていた
などです。
お客様は最大の範囲を期待します、制作側は最小の範囲を想定しがちです。こちらが当たり前と思っていても、そうでないことがあります。きちんと精査しておかないと「グレーゾーン」として隠れた要素となり後々すれ違いが発生し、トラブルに繋がることもあります。個人個人当たり前の考え方が違うからだと思います。ですので、プロジェクトスタート時に洗い出しをしてから進め、制作側はプロとしてしっかり説明をする必要があると思います。私自身、細心の注意をしているのですが、漏れが出てしまうことがしばしばあります。前回の「コミュニケーションの品質」というブログでお話ししたことにも関連しますが、お客様ときちんと話をして共通認識を持つということが重要です。
こうなってしまうと、お客様との信頼関係が悪くなることもあります。スケジュールが遅れたり、やらされているという意識のもとプロジェクトが進んでしまい、結果、良いサイトが出来なかったということに繋がってしまいます。見えにくい過程も制作の一部だと強く意識して、良いサイトを作っていきたいと思います。